日々色々な作曲家の曲を弾いている。 バッハ、クライスラー、サラサーテ、フォーレ、チャイコフスキー、ヴィターリ、その他。 どの作曲家の曲にもそれぞれの魅力がもちろんあって、私の仕事はそれを最大限に表現すること。 私が何をしたいと思っているかはその作業においてはまったく関係がないと言っても良い。 逆に言うと、その楽曲をある程度把握するまでは自分のスタイルなどというものは乗せられない、ということになる。 これはなかなか厳しい問題だと思う。 だって演奏家は(少なくとも私は)音楽が好きな以上に「自分で」音楽をすることが好きなはずで、そこに「あなたのやりたいことなど聞いていません」と言われているようなものだ。 でももちろん、演奏をするというのはそういうことなのだ。クラシック音楽というジャンルにおいては。 ところで日曜日に音楽付き朗読劇の公演をさせていただいたのだけれど、「芝居」と「演奏」することはとて
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