アルペンスキー女子大回転の2回目を終えたタイ代表のヴァネッサ・ワナコーン(Vanessa Vanakorn、2014年2月18日撮影)。(c)AFP/ALEXANDER KLEIN 【2月19日 AFP】18日に行われたソチ冬季五輪の女子大回転で、もっとも遅いタイムでフィニッシュしたタイ代表で一流バイオリニストのヴァネッサ・メイ(Vanessa Mae)──しかし、コースを台無しにした雨とは対照的に、その表情は晴れやかで、喜びに満ちていた。 タイ史上初の女子スキー選手、ヴァネッサ・ワナコーン(Vanessa Vanakorn)となった彼女は、タイ人を父親に持つシンガポール生まれの英国人だ。元「神童」の彼女の順位は、2回の滑走を終えた時点で67位。トップのティナ・マゼ(Tina Maze、スロベニア)とのタイム差は50.10秒で、ひとつ上の66位の選手とも11.35秒の差がついた。 それでも