およそ4500年前に造られたエジプトのピラミッドの内部構造を調べている国際研究チームは、ピラミッドの表面の一部に周囲と温度の異なる場所を発見し、未知の部屋となる空間が存在する可能性もあると指摘しました。 このうち、赤外線で熱を調べるサーモグラフィーを使った調査について、研究チームが9日、首都カイロの隣のギザにある世界最大のクフ王のピラミッドの前で会見を開きました。 この中で研究チームは、高さおよそ140メートルあるクフ王のピラミッドの表面の熱の温度を調べたところ、東側の地面に近い表面の一部に周囲より最大で6度、温度が異なる場所を見つけたことを明らかにしました。 これについて研究チームの1人、カイロ大学のハニー教授は、「まだ詳細は不明で今後の分析が必要だが、未知の部屋となる何かの空間が存在する可能性もある」という見方を示しました。 この調査では、名古屋大学などの日本チームが、素粒子の一種を利