「はやぶさ2」探査機は、「はやぶさ2#」として延長したミッションである「拡張ミッション」を行っています。 太陽系空間を飛行しているときに、ときどき望遠の光学航法カメラ(ONC-T)で撮影を行っていますが、2023年2月8日に撮影した画像を公開します。 画像は、日本時間で16:30、17:30、18:30に撮影しました。撮影画像を図1、2、3に示します。元の画像は白黒ですが、見やすいように着色してあります。 撮影した方向は、いて座の方向で、ちょうど銀河系(天の川銀河)の中心に近い方向になっています。撮影した領域を図4に示します。 このように星空を撮影する目的は、黄道光という太陽系空間に広がる惑星間塵(ダスト)による太陽光の反射を観測するためですが、 今回、天の川の撮影を行った理由は、カメラの視野内の感度分布を確認するためです。そのために、視野を重ねて3回撮影しました。 露光時間は178秒で、
![2023/3/17](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d57b71e9289bd1b7f25a09e534b020c53a9705fd/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.hayabusa2.jaxa.jp%2Ftopics%2F20230317_ONC%2Fimg%2Fslide.png)