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2017年1月31日のブックマーク (6件)

  • 重力レンズが裏付け、予想より速い宇宙の膨張

    重力レンズ効果を利用して宇宙の膨張率を表すハッブル定数の値が調べられ、近傍宇宙の観測から求めた定数では従来の値との一致がみられたが、衛星「プランク」による初期宇宙観測に基づく値とは一致しないことが確かめられた。 【2017年1月30日 カブリIPMU/Hubble Space Telescope/すばる望遠鏡】 ある天体の重力がレンズのような役割を果たして、より遠方の天体からの光を曲げたり増幅したりする現象は「重力レンズ効果」として知られている。たとえば、遠方のクエーサーの手前に大質量の銀河があると銀河がレンズ源として働き、背景のクエーサーの像が複数に分かれたりアーク状に引き伸ばされたりする。 一般にレンズとなる銀河は完全に球形の歪みを生み出すことはできず、またレンズ銀河とクエーサーとは完全に一直線には並んではいないため、背景のクエーサーの複数の像から届く光はそれぞれわずかに異なる距離の経

    重力レンズが裏付け、予想より速い宇宙の膨張
    halca-kaukana
    halca-kaukana 2017/01/31
    宇宙の膨張率を表す「ハッブル定数」の値をハッブルやすばる望遠鏡などで強い重力レンズ効果を引き起こしている5つの銀河を観測、「プランク」が観測した初期宇宙の宇宙背景放射での値と比較、異なる値に
  • 月まで到達していた地球起源の酸素

    月周回衛星「かぐや」による観測から、太陽活動によって地球の重力圏から流出した酸素が月に到達していることが直接確かめられた。月表土の複雑な組成を理解するうえで画期的な知見である。 【2017年1月31日 大阪大学/名古屋大学/ISAS】 地球周囲の磁場(地球磁場)は、太陽風や宇宙線から私たちを守ってくれる存在だ。地球磁場は太陽と反対方向(夜側)では彗星の尾のように引き延ばされ、吹き流しのような形をした空間である磁気圏を作り、その中央部には熱いプラズマがシート状に存在している領域がある。 太陽、地球磁気圏、月の位置関係の概念図(提供:Osaka Univ./NASA) 大阪大学の寺田健太郎さんたちの研究チームは、月周回衛星「かぐや」が取得した月面上空100kmのプラズマデータを解析し、月と「かぐや」がプラズマシートを横切る場合にのみ、高エネルギーの酸素イオンが現れることを発見した。「かぐや」は

    月まで到達していた地球起源の酸素
    halca-kaukana
    halca-kaukana 2017/01/31
    これまで地球の極域から酸素イオンが宇宙空間へ漏れ出ていることは知られていたが、観測で明らかになったのは世界初。月表土の複雑な酸素同位体組成を理解するうえで非常に重要な知見となる成果
  • “地球の酸素が月に到達” 大阪大学などのグループ発表 | NHKニュース

    10年前に打ち上げられた日の月探査衛星「かぐや」の観測データを解析した結果、地球にある酸素が太陽エネルギーによって吹き飛ばされ、月にまで到達していることがわかったと、大阪大学などのグループが発表しました。研究グループは「生命活動で生まれた酸素が遠く離れた月に影響を及ぼしているという、ロマンをかきたてられる発見だ」としています。 その結果、酸素のイオンがわずかに含まれていて、その量は太陽と地球、それに月がこの順にほぼ一直線に並んだときにだけ増えることがわかりました。 さらに、この酸素はもともと月の周辺にごくわずかに存在するものとは特徴が異なるということで、研究グループは地球にある酸素が太陽エネルギーによって吹き飛ばされ、38万キロ離れた月にまで到達していることが確認できたとしています。 寺田教授は「地球上の酸素の多くは植物が光合成によって作り出したもので、生命活動が遠く離れた月に影響を及ぼ

    “地球の酸素が月に到達” 大阪大学などのグループ発表 | NHKニュース
    halca-kaukana
    halca-kaukana 2017/01/31
    太陽-地球-月の順で一直線に並んだ時にだけ増える。元々月の周辺にはごく僅かに酸素が存在するが、それとは特徴が異なる。ただただすごいなぁ。「かぐや」GJ
  • 「こうのとり」6号機 宇宙ごみの除去実験が中断 | NHKニュース

    今月28日に国際宇宙ステーションを離れ、宇宙ごみを取り除くための実験に臨んでいる日の宇宙輸送船「こうのとり」6号機で、最も重要な宇宙空間への金属製のワイヤーの打ち出しができず、実験が中断していることが関係者への取材でわかりました。JAXA=宇宙航空研究開発機構では、実験の期限となっている来月4日まで再挑戦を試みるとしています。 今回の実験は金属製のワイヤーを700メートル伸ばしたうえで電流を流すというもので、地球の磁場と影響しあうことで進行方向とは逆方向のブレーキをかけるような力を得ることを目指しています。 しかし、関係者によりますと、「こうのとり」6号機では、実験で最も重要な宇宙空間へのワイヤーの打ち出しができず、実験が中断しているということです。 JAXAはワイヤーを宇宙ごみに取り付けることで、大気圏に落下させ燃やすという世界初の技術を2020年代半ばまでに実用化したいとしていますが

    「こうのとり」6号機 宇宙ごみの除去実験が中断 | NHKニュース
    halca-kaukana
    halca-kaukana 2017/01/31
    ワイヤー、何とか伸びて実験できてほしい。「こんなこともあろうかと」はないのか…
  • 地球大気の酸素、月まで届いていた 衛星「かぐや」データより大阪大学など発表 | sorae.jp : 宇宙(そら)へのポータルサイト

    地球大気の酸素、月まで届いていた 衛星「かぐや」データより大阪大学など発表 2017/01/31 天文 地球と月は平均で38万4400kmの距離がありますが、酸素にとってはその程度の距離は十分移動可能なようです。 大阪大学などの研究 によると、 地球大気の酸素が月まで移動し、月の地表に蓄積 されている可能性があることが発表されました。この現象は地球大気に酸素が生成されて以来、24億年間継続されていたものと考えられます。 このような移動は、月の約27日の公転周期のうちの数日間にしか起きないものと予測されます。普段は月は太陽からの太陽風にさらされているのですが、27日のうちの 5日間は地球の磁気圏尾の圏内 に入ります。そしてその間に、地球からの酸素イオンが月の表面まで到達しているというのです。 今回の研究結果は、 月周回衛星「かぐや」 の観測データから得られました。地球上の酸素の多くは 植

    地球大気の酸素、月まで届いていた 衛星「かぐや」データより大阪大学など発表 | sorae.jp : 宇宙(そら)へのポータルサイト
    halca-kaukana
    halca-kaukana 2017/01/31
    月が地球の磁気圏尾の圏内に入る5日間、地球からの酸素イオンが月の表面まで到達している。太陽風の強さはものすごい。「かぐや」の観測からはまだまだたくさんの驚きと発見がある
  • こうのとり 宇宙ゴミ除去「KITE」実験中断との報道 ワイヤー打ち出しに失敗か | sorae.jp : 宇宙(そら)へのポータルサイト

    昨年の12月に打ち上げられISS(国際宇宙ステーション)へと物資を届け、先日28日にISSから分離した 宇宙ステーション補給機「こうのとり6号機(HTV6)」 。同補給機は分離後に 宇宙ゴミ(スペースデブリ)の除去実証実験「KITE」 を予定していたのですが、NHKニュースによると 現時点では実験を中断 していると報じられています。 この実証実験は、 700メートル級のワイヤー「導電性テザー」 を展開して、電流を流すことで ローレンツ力 を発生させます。このローレンツ力はスペースデブリのスピードを落として大気圏に落下させる効果があると見られており、また2020年半ばにはスペースデブリに取り付ける人工衛星を開発し、スペースデブリの除去を行うことを予定しているのです。 しかしNHKニュースの報道によれば、こうのとり6号機は ワイヤーの打ち出しに失敗 。ワイヤーが伸びなければ電流も流せないと

    こうのとり 宇宙ゴミ除去「KITE」実験中断との報道 ワイヤー打ち出しに失敗か | sorae.jp : 宇宙(そら)へのポータルサイト
    halca-kaukana
    halca-kaukana 2017/01/31
    ワイヤーが伸びないので電流も流せない…2月4日までは再度ワイヤーの打ち出しを試みる。何とかワイヤーを打ち出してほしい!