【▲ 小惑星探査機「はやぶさ2」が撮影したリュウグウ(Credit: JAXA、東京大学など)】立教大学の坂谷尚哉氏らの研究グループは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小惑星探査機「はやぶさ2」による小惑星「リュウグウ(162173 Ryugu)」の観測データを分析したところ、表面の一部で水に浮くほど密度が低い超高空隙率の岩塊(※)の存在が判明したとする研究成果を発表しました。 この岩塊について研究グループは、惑星の材料になった微惑星(初期の太陽系で形成されたとみられる直径1~10km程度の小さな天体)の特徴を色濃く残す始原的なものと考えており、「はやぶさ2」が採取したサンプルの分析に期待を寄せています。 ※空隙率(くうげきりつ)…土壌や岩石などに含まれる隙間の体積割合 ■水に浮くほど低密度の岩塊が2つのクレーター内部で見つかった「はやぶさ2」はリュウグウの表面からサンプルを採取するタッ