「はやぶさ2」は約1年半にわたって小惑星リュウグウの近くに滞在します。この間、3回にわたってサンプル採取に挑戦するほか、搭載されているカメラ機器などを使った観測を実施します。 「はやぶさ2」が到着から離脱までどのようなスケジュールで観測を行うのかをまとめました。なお、これは予定であり、今後変更されることもありえますのでご注意ください。 灰色地のものは終了した事項を意味します。
先月(3月)末日をもって「誰も月へ到達できず、賞金は授与されず」という形で終了したはずだったグーグル・ルナーXプライズ(GLXP)ですが、運営元のXプライズ財団が、レースを再始動させることを検討していると、5日に発表しました。 ただ、賞金はない形のようです。 Xプライズ財団の発表によると、本日(5日)をもって、この月探査競争は、賞金がない形ではあるが新たな形で「再起動」(re-launch)されるとのことです。また同様に、Xプライズ財団はこの月探査競争の新たなスポンサーを探すとのことです。 Xプライズ財団自身はお金がないため、何らかのレースはスポンサーがついてはじめて実行されます。この月探査競争の最初に来る「グーグル」、つまりあのIT大手のグーグルが今回の月探査競争のスポンサーだったわけですが、これは3月末で無効となったようで、Xプライズ財団としては新たなスポンサーを探さねばならなくなって
残念ながら、期限がやってきてしまいました。 月探査レース「グーグル・ルナーXプライズ」(GLXP)に挑戦していた日本のチーム「ハクト」は、31日に声明を発表し、本日が期限となっているレースを達成できなかったことを正式に宣言しました。 なお、残り4チームも本日中に月へ探査機を打ち上げることはないとみられ、GLXPは「優勝者なし」という残念な形で終了することがほぼ確定しました。 ハクトは2010年9月という比較的早い時期からGLXPに参戦し、準備を進めてきました。この間、2016年には技術力が高いチームに設定された「中間賞」を受賞するなど、一貫して高い技術力を武器に開発を続けてきました。 しかし、肝心のロケット打ち上げに際して、相乗りを行う予定であったインドのチーム「チーム・インダス」が打ち上げ費用を調達できなかったため、そのいわば「とばっちり」を受けて打ち上げができなくなりました。 ハクトと
昨日(6月28日付)に、大手メディア各社が、「日本が日本人宇宙飛行士を月へ送る」という記事を一斉に報じています。 そのリンクは記事最下段をご覧いただくとして、内容としましては、2025年以降に、日本人宇宙飛行士を月へ送り込むというものです。 ただし、その際に日本が独自の有人宇宙船の開発は行わず、国際共同で行われる(であろう)有人月面探査計画に日本も参入し、その枠組みの中で日本人宇宙飛行士を月へ送る、という形になっています。 今回の発表は、28日に開催された「日本の宇宙探査の方向性について話し合う文部科学省の委員会」(NHKによる)の中で発表されたものです。この委員会は、文部科学省の中にある科学技術・学術審議会の研究計画・評価分科会の下にある宇宙開発利用部会の「第20回国際宇宙ステーション・国際宇宙探査小委員会」です(大変長いですが、官公庁では委員会がこのくらいの階層構造になっていることは珍
以前から月探査情報ステーションが興味を持って追いかけてきた、NASAの小惑星探査フレームワーク「小惑星イニシアチブ」。その中でも大きな柱を占めていた、小惑星捕獲計画「アーム」(ARM: Asteroid Redirect Mission)が、正式に中止となる模様です。space.comが報じています。 この「アーム計画」は、地球近くにある小惑星(地球近傍小惑星)に無人探査機を送り込み、その表面の岩を捕獲すると共に、自身のエンジンで軌道を変更する実験を実施、捕獲した岩を地球-月付近の軌道へ送り込んだあと、地球から有人宇宙船で宇宙飛行士を送り込み、ドッキングして探査、一部サンプルを地球に持ち帰る、という計画です。 そもそもの計画はより大胆で、大きさ数メートル〜数十メートルサイズの小惑星をまるごと持ち帰る(!)というものでしたが、現在では上記のようなより「マイルドな」案に落ち着いています。アーム
昨年7月に木星周回軌道に入り、観測を続けていたジュノー。それ以前に木星を観測していたガリレオ探査機と比べると、小型でまたミッションの目的が地味なこともあり、あまり注目を浴びてこなかった探査機(失礼)でもあります。しかしこのほどNASAが発表した成果では、木星の新たな、そしてダイナミックな姿が明らかになりました。ジュノーは私たちがこれまで知ることのなかった、全く新しい木星の姿を、私たちにもたらしてくれたのです。 ジュノーが撮影した木星の南極の様子。ジュノーに搭載されたカメラ「ジュノーカム」で撮影した画像をつなぎあわせたもの。異なった3つの軌道の画像もつなぎ合わせて、すべて木星の日中に撮影した画像で合成。高度52000キロメートルからの画像。画像中に見える楕円形の物体は台風と思われ、直径は大きいもので1000キロにも及ぶ。(Photo: NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS/B
「アメリカ版はやぶさ」とも称される、アメリカの小惑星サンプルリターン探査計画、オサイレス・レックス(オシレス・レックス)について、NASAは22日、メディア向けの発表として、打ち上げは9月8日午後7時5分(アメリカ東部夏時間。日本時間では9月9日午前8時5分)に行うと発表しました。 なお、打ち上げのための時間帯(ローンチ・ウィンドウ)は、この午後7時5分から2時間あるそうです。この2時間の間に打ち上げができなかった場合には、打ち上げは順延となります。 打ち上げ場所は、フロリダ州のケープカナベラル宇宙センターの第41射場です。 ※おことわり…以下、月探査情報ステーションのページにも書いておりますが、月探査情報ステーションでは、原語による発音をカタカナで表記する方針をとっており、本探査名称についてはアメリカ現地発音に近い(かつミッションチームより発音を伝えられている)「オサイレス・レックス」と
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