基調講演では簡単に性能面が(Cortex-A7と比較する形で)示された「Cortex-A35」だが、もう少し細かい話をご紹介したいと思う。 まず製品セグメントから。Photo01が各々の製品分け、という形になる。 実を言えばこの図は厳密にはCortex-A9とCortex-A53の間にARMv7-A(*)としてCortex-A12が入った形になる"はずだった"。ところがCortex-A12は発表こそされたものの、あまりニーズが無いということで、2014年10月にCortex-A17に統合される形になってしまい、この結果ARMv7-A(*)と書いた、32bitを超えるLPA(Large Physical Addressing)を利用できるHigh Efficency向けのARM v7-aベースのコアがなくなってしまった。実際に製品動向を見ると、Cortex-A15の動作周波数を落として使う、
ARMv8 8コアSoC「X-Gene 1」を搭載するサーバー向けMicroATXマザー、GIGABYTE「MP30-AR0」 2015.03.25 12:07 更新 2015.03.24 配信 GIGABYTE TECHNOLOGY(本社:台湾)は2015年3月24日(現地時間)、ARMv8アーキテクチャを採用する8コアSoC、AppliedMicro「X-Gene 1」をオンボードさせたMicroATXマザーボード「MP30-AR0」を発表した。 ARMv8アーキテクチャを採用する8コアSoC、AppliedMicro「X-Gene 1」(動作クロック2.40GHz/TDP最大45W)をオンボードさせたサーバー向けMicroATXマザーボード。SoC内蔵の10ギガビットLAN×2に加え、Marvell 88E1512によるギガビットLAN×2が追加され、並列処理が必要となるサーバーアプ
ODROIDという韓国のワンボードコンピュータやタブレットなんかのシリーズの新作であるC1というモデルを買った。 Raspberry Piよりざっと7倍ぐらいCPUが速くて、メモリの容量が2倍、USBのポートも2倍、NICも1Gbpsまで対応という代物。何故か赤外線の受信もできたりする。CPUの性能も良くなっているので、XBMCを入れてメディアプレーヤとして使うことを想定しているからだろうか。 GPIOなどの汎用的なインターフェースも基本的なところは揃っている。しかし、ここまで速いと組込みとして使うとちょっともったいない気もしてくる。 ここ2年ぐらいで、この種のワンボードコンピュータが増えているが、最新のモデルだけあって最新のスペックということである。これでお値段たったの、$35 ストレージはMicroSDか専用のeMMCモジュール。後者の方がパフォーマンスは良好なようだ。 届いてから半日
最近,スマートフォンやタブレットでの躍進が著しい ARM.その要因の一つとしてよく取り上げられるのが低消費電力. そこで気になるのが,どの程度電力効率が優れているのか.今回は,そのあたりを定量的に分析した論文をご紹介. Power Struggles: Revisiting the RISC vs. CISC Debate on Contemporary ARM and x86 Architecturs [キャッシュ] http://research.cs.wisc.edu/vertical/papers/2013/hpca13-isa-power-struggles.pdf 特定のプロセッサではなく,x86 と ARM に対して総合的に電力比較をするのは難しいため,この論文では命令セットの優劣に対象を絞っています. 実際のプロセッサ性能に大きな影響を与えるマイクロアーキテクチャにも触れら
概要1.2GHz、Android4.03、動作電源:5V 仕様・機能●急激に変貌する今日のコンピューティング環境に、画期的に進化したARMプロセッサが注目されてきている。ライセンスを取得してローコストで作られたARMコアプロセッサーおよびCPU搭載処理基板は、モバイルコンピューティングに大きな変化をもたらした。その一方、電子工作の視点から、趣味レベルの利用にも様々な可能性を探りたい方が多くなってきた。弊社はこの実験的な製品の販売から出発して、5,000円切る高性能ARMコア基板を積極的に提案したい、●ARM11コアプロセッサーIMAPX210BM1-80をベースに構築した組み込み向けAndroidボード、Google Android(Ver4.03)がプリインストールされているのでHDMI入力インターフェース付きモニターに接続して電源を入れてすぐにパソコンの感覚で使える、●主な仕様:CP
2.日本での入手方法 本項はBeagleboard と同じ内容ですが、 こちらにも再掲載しておきます。 (1) 購入先 米国からの個人輸入になります。 国際的な電子部品販売業者である Digi-Key 日本サイトからの購入が 日本語で通じるのでお勧めです 何らかのトラブル時の問合電話も日本のオペレータが対応してくれます 他に輸入代行する日本業者もあるが、価格はDigi-Keyの方が安く購入できます 送料込み \15,666 ~2011/07/02現在~ です (なお、日本の消費税 +5% は別途要。本品目関税は無し) (注意:同じDigi-Keyでも、日本サイトから購入ください。 Digi-Key米国サイトからだとドル建て価格が安く 見えますが、 別途高額な国際宅配便代が請求される) (2) 発注方法 Digi-Key 日本サイトに行き 商品検索窓に「pandaboard」といれて検索する
ARM編第1回の前回で、おおまかなロードマップと製品の特徴は説明した。今回はもう少し細かく、アーキテクチャーの特徴などを説明していきたい。 といっても、ARMプロセッサーは何しろ種類が多い。そこで話をアプリケーションプロセッサーに限り、「ARM11」以降の話をしよう。 大きな改良とともに登場した ARM11 ARM11のベースとなる「ARM v6」アーキテクチャーが発表されたのは、2001年10月に開催された半導体業界イベント「Micro Processor Forum(MPF) 2001」でのことだ。当時の発表資料を見ると、ARM v5からの改善事項として以下の項目が挙げられている。 キャッシュアーキテクチャーの改善 SIMDの搭載 命令セットの改善 SoC/マルチプロセッサー向けの改良 (同期メカニズムの搭載や新メモリーモデルのサポート) 具体的にはバイエンディアンのサポート※1や、「
スマートフォンで使われるSoC ARMのコアを中心にベースバンド機能、グラフィック、その他PCにおけるチップセットぐらいまでを一つのチップに搭載した半導体。System On Chip。 例えばi.MX53シリーズでは ARMプロセッサコア グラフィックコントローラ メモリコントローラ USBコントローラ GPIC SDカードコントローラ PATA/SATA UART 小容量のROM/RAM など まさに1チップコンピュータと呼べるほどの機能を集積している。 CPUコア 現行のSoCはほとんどCortex-A8で横並び。次の世代はCortex-A9か同 MPCore。クロック当りの性能が向上したりマルチコアになったりする。 命令セットとしてはARMv7、古いAndroid端末ではコアの世代が一つ前のARMv6(シリーズ名としてはARM11)しか対応していないものもあり、これらでは一部のバイ
Paul Boldt:カナダned, maude, todd &rod社、Don Scansen:カナダsemiconDr社、Tim Whibley:米Ten Yard Technology社 Apple A4プロセッサを分解、「革命」ではなく「進化」の産物(1)から。 赤外線写真を比較する 私たちはダイの裏面から赤外線を照射して、Apple A4の高解像度顕微鏡写真を撮影した(図2)。その結果、Apple A4のCortex-A8コアの標準セルはApple A4のほかの部分の論理ブロックと比べて、縦方向の長さが半分しかないことが判明した。45nmレイアウトルールをダイ全体に適用することを考えると、Cortex-A8コアとそれ以外の部分の設計哲学には大きな違いがあることになる。幾つかの仮定を置かなければならないが、Apple A4の設計ではSamsung Electronics社の標準セル
これまでARMプロセッサは,表だって「ARMプロセッサ搭載」をうたった機器が少なかったこともあり,名前の知れわたったプロセッサとはいえなかった.しかし現在では携帯電話やネットワークのルータなど,低消費電力で処理能力も要求される分野でかなりのシェアを占めている.とくにシステムオンチップの分野では,無視できない存在になっている. そこで,ARMプロセッサファミリの基礎知識からアーキテクチャの詳細,アセンブラ命令や最適化について,またコンパイラやデバッガ,開発環境など,ARMプロセッサ全般について解説する.さらに,実際に外販されているプロセッサを搭載した評価ボードなどを取り上げ,その上で動作する実際のハードウェア応用例,プログラミング事例などを解説する. 目次 第1部 ARMアーキテクチャ解説編 プロローグ ARMの歴史――ARM1からARM7まで 1 ARMの歴史 2 ARM6の時代 3 AR
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