イタリアのデザイン工房、イタルデザインが手がけた「日産GT-R50byイタルデザイン」が話題になったが、過去を遡ると海外デザイナーやデザイン会社が手がけた日本車の作品は数多い。 そこで、これまで海外デザイナーが手がけた、美しい日本車を6台選出。そのクルマをデザインしたのはどんな人物だったのか、モータージャーナリストの清水草一氏が解説する。 文/清水草一 写真/ベストカー編集部、トヨタ、日産、ホンダ、スバル、三菱、Italdesign Giugiaro ■スバルアルシオーネSVX/ジョルジェット・ジウジアーロ かつて私は、国産車にはカッコ悪いデザインが多すぎることを嘆き、「日本人はデザインが苦手なんだから、デザインは外注に出せ! イタリア人にやらせろ!」などと、単純なことを吼えていた。 が、仲間内での綿密な分業のもと、漆の重ね塗りのごとく、ひとつづつ作業を積み重ねてく日本人の感性からして、デ