ビジネスにつながる福利厚生、企業内「大学」――博報堂:「働きやすい」を形に イマドキの福利厚生(1/2 ページ) 「今はどこもエコ、エコって地球の温暖化に警鐘を鳴らしてますよね。でも松井さんは、長い地球の歴史から見れば、地球がちょっとくしゃみしただけというんです。『ああ、そういう発想もあるんだ』と、物の見方が変わりました」 講演会に出席したある社員はそう話す。松井さんとは松井孝典(まつい・たかふみ)さんのこと。「地球温暖化の主因はCO2」説が騒がれる状況に懐疑的な惑星物理学者である。 講演は2008年11月、博報堂内にある人材育成組織「HAKUHODO UNIV.」、通称「博報堂大学」の主催で行われた。博報堂大学では、2005年4月の“開校”以来、年に4回程度、外部のゲストを招き、こうした社員セミナーを開催している。 前回取り上げたソフトバンクの社内セミナーでは、その目的は「家庭と仕事の両