写真の役割にはいろいろあるけれども、その中で大きな位置を占めるのが「記録」。なんてことない写真でも記録しておけば新しいことが発見できたり、何年もあとで懐かしがったりすることもある。今回はそんな「観察・記録」系の話を。 定点観測で世の中の移り変わりを記録する デジカメ時代になって便利になったのはなんといっても「記録」。フィルムだと「もったいない」と思って撮らなかったものも撮れるし、写真を全部パソコンのハードディスクに入れておけば何年もたってから現在と見比べることもできる。 ただ、「記録」といっても幅が広すぎる。子供の成長記録も自分が作った食べ物の記録も愛車の写真も記録といえば記録。買った服やコレクションを記録して写真に残しておけばあとでデータベースのように扱える。 今回はもうちょっと趣向を変えた記録をあれこれ残してみよう。 まずは「定点観測」。文字通り、同じ場所をずっと撮り続けること。いつも