英語でみずからの被爆体験を語り、海外の人たちにも原爆の悲惨さを伝えた広島の被爆者、松島圭次郎さんが12日午前、敗血症のため亡くなりました。 85歳でした。 松島圭次郎さんは、昭和4年に広島市に生まれ、昭和20年8月6日、16歳の時、爆心地から2キロほど離れた専門学校の教室で被爆しました。 その後、中学校で英語の教師を務め、退職後は海外の人たちにも原爆の悲惨さを伝えたいと、当時のアフガニスタンのカルザイ大統領をはじめ、各国の政府の要人や海外の大学生に英語で被爆体験を語る活動を続けてきました。 松島さんの家族によりますと、松島さんは長年、肝臓がんや血液が正常に作られなくなる骨髄異形成症候群と呼ばれる病気の治療を続け、先月24日から広島市内の病院に入院していましたが、11日夜、容体が急変し、12日午前3時5分に敗血症のため亡くなったということです。 家族によりますと、松島さんは、病床で被爆体験が
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