鈴木みのるとライガー。座礼と「ありがとうな」は世界一美しかった。2019年10月14日の「保険見直し本舗 Presents KING OFPRO-WRESTLING」第四試合は新日本プロレス史に残る決闘だった。 「鈴木みのるは漢の中の漢である」 誰が何と言おうとも一ミリの否定もできないだろう、!新日本プロレスが生んだ“プロレス王”は、決して誰もできないほどの感動を生んだのだから。 「ボスがあんな姿を見せるだなんて」そんな衝撃も確かにあったはずだ。なぜなら散々、表向きは獣神サンダー・ライガー選手を煽り続けてきたから。獣神サンダー・ライガー選手は腹いっぱいになる前にプロレスを止めると言っていた。 だからこそ、リングに上がるという意味でのプロレスをしっかりと卒業できるよう、これ以上ない介錯を行ったのではないだろうか。 新日本プロレスの道場で出会った先輩と後輩。夢を叶え、その場所で生き続けた獣の神