しばらく低迷していたラジオの聴取率が、10代を中心とした若者の間で上昇のきざしを見せている。牽引(けんいん)役は女子中学生だ。好きな音楽やタレントをとことん追いかけるこの世代特有の情熱が、テレビやインターネットだけでは飽きたらず、ラジオにまで進出しているようなのだ。(佐久間修志)0.3%が一気に1.9% ビデオリサーチの首都圏ラジオ調査によると、ラジオの個人聴取率(週平均)の学生(中高大学生)平均は、ヤングタイムと呼ばれる午前0〜5時で、平成13年10月の2.5%から、じりじりと下降。17年からの5年間は、1.7%と1.0%の間を行ったり来たりしている。 21年10月は、1.7%と回復したが、ここで特筆すべきは中学生の数値。0.3%から1.9%と、1.6ポイントも回復し、13年をも上回った。高校生と大学生がそれぞれ0.1ポイント、0.4ポイントしか回復していないのと対照的だ。 現場が強調す
大企業なんかに負けない――。「痛くない注射針」など、革命的な製品開発で 世界の注目を集める岡野工業。稀代の職人にして同社の代表社員、岡野雅行氏に、 イノベーションを生み出す「失敗の哲学」から強い個人をつくる作法まで、幅広く語ってもらった。 取材=玉居子精宏 写真=鰐部春雄 町工場で技術の粋をきわめた岡野氏の目から見ると、どんな大企業でも独立して一流になれる人間はごくわずかしかいない。それはなぜなのか? 答えの鍵となるのが、氏の提唱する「世渡り力」、すなわち「人と情報のマネジメント力」(『人生は勉強より「世渡り力」だ!』から)だ。これがないと、いくら高学歴で能力があろうと成功はおぼつかないという。 0.2ミリの細さで“蚊に刺されたほどにしか感じない”「痛くない注射針」。物理的に不可能とされていたこの注射針も、「進んで失敗しよう」と常に挑む岡野氏だからこそ開発し得たものだった。 “世渡り
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