公刊された当時からあちこちで盛り上がっていたようなので、今さら・・・の感は強いのだが、“著作権にかかわる人なら必ず押さえておきたい一冊”、として、福井健策弁護士の『著作権の世紀』をご紹介しておくことにしたい。 著作権の世紀 ――変わる「情報の独占制度」 (集英社新書) 作者: 福井健策出版社/メーカー: 集英社発売日: 2010/01/15メディア: 新書購入: 7人 クリック: 253回この商品を含むブログ (48件) を見る 「著作権」にあまり馴染みのない方にとっては、本書の序盤で展開される著作権制度の分かりやすい解説(豊富な実例とふんだんに使われている写真等の「引用」*1が、無味乾燥になりがちなこの種の話を非常に魅力的なものにしている)だけでも読む価値があるし、以前「延長問題を考えるフォーラム」の動きなどをウォッチしていた身としては、著者の方の思い入れが伝わってくる、 第4章、第5章