最高に笑わせてもらったし、「天気の子」の本質をよく表していると思う。 さっきのは真面目に書きすぎた。というかとりあえず肯定的な見方もしとかなきゃと思った。嘘は書いてないし、楽しんだ。でもちゃんと書かなきゃいけないことがある。2019年にあれを出されて無邪気に喜んでる場合じゃない。これから暴言を吐きます。勘違いするな。これは愛ゆえだ。DVじゃないよ。 「天気の子」の物語はよくできていると思う。キャラクターも魅力的でいい。背景絵も綺麗だ。でもそれだけなのだ。本当に空虚だ。これは映画じゃなくてビジュアルノベルであり、プロモーションビデオだ。 前回から音楽を担当しているRADWIMPSの野田洋次郎がストーリーにも口出しするような形になったのがよりPV性を増している。新海誠は本当にラッドが好きなんだろう。 映画において音楽はとても大事なものではあるが、それを主題として映像を作ってしまっているのだろう
はじめに 細田守映画には2種類ある細田守を知らないほうが楽しめる映画 デジモン、サマーウォーズ 細田守を知っているほうが楽しめる映画 バケモノの子、未来のミライ 2つの細田守らしさ描きたい内容を単純化しつつわかりやすい折り目をつけ、誰でもついていきやすい速度でありながら明確な変化を持って描かれる最大公約数的なストーリーテリング。画面を広く使いつつ視点を大きく動かさないようにする雄大なカメラワーク。日常と幻想の間に半透明の敷居を置き両者をはっきり区別しながら横へと並べる非連続的な非日常性。これがいい意味での細田守らしさ。 ショタコンにしてケモナー。自意識過剰なキャラクター。誰もが承認欲求に飢えているという断定の元に進む構ってちゃんストーリー。全てを自分の口で説明してしまう自信のなさ。ヒステリックさと寛容さの両極端。これが悪い意味での細田守らしさ。 悪い意味での細田守らしさを楽しめるか?未来の
洋画が日本公開される際、その題名が直訳やカタカナ読みではなく、独自の邦題になることがある。 2018年のヒット作を例に取ると、「ハリー・ポッター」のスピンオフシリーズである『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の原題は「Fantastic Beasts: The Crimes of Grindelwald」。ピクサーのCGアニメ『リメンバー・ミー』の原題は「Coco」だ。 Grindelwald(グリンデルバルド)は劇中に登場する闇の魔法使いの名前、Coco(ココ)は主人公の曽祖母の名前だが、日本ではそれらの単語が「人名」であることが直感的にわかりにくいため、邦題でアレンジしたと推察される。 ただ、中には映画ファンが「原題に込められた意味をもっと尊重してほしい」「ダサい……」と異議を唱えるような邦題もある。たとえば、以下のようなものだ。(※カッコ内は日本公開年) 原題:The
先日、話題の映画『ボヘミアン・ラプソディ』を観てきました。結論からいうと、Queenを知らない方でも楽しめる素晴らしい作品で、心の底から感動しました。その結果、これまでに4回観に行ってしまいました。 実は2度目に観に行った際、Queenをあまり知らない人も誘ったのですが、彼は映画を観て号泣し、「なぜ今までQueenを聴かなかったのか」と後悔していました。 Queen世代ではない若い人たち、Queenファンの親を持つ子供たちの間にも人気は拡がっており、映画館には高校生や大学生と思われる方の姿も多く見かけます。 もちろんこれは、Queenに並々ならぬ思い入れを持つ古参ファンでも大いに感動できる作品です。特に終盤のライブシーンは、まるで自分が会場やステージにいるかのような気持ちになる、映画ならではの映像の撮り方がされており、熱い気持ちがこみあげてくること必至です。日本語訳には、Queenを長年追
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています 夏といえばホラー、という風潮がなくなってから久しい。「クロユリ団地」「劇場霊」といった邦画の大作ホラーは秋口やゴールデンウィークに集中し、海外の大作ホラーは向こうでのハロウィンシーズン、10月に公開されることが多いこともあって日本での公開もそれ以降が中心だ。最近の作品では滝沢秀明主演「こどもつかい」などは夏公開だったが、大人も子どもも楽しめる内容を目指した結果、ホラーからは遠ざかってしまった。 ここにスポッとおさまったのが「サマーウォーズ」「おおかみこどもの雨と雪」で知られる細田守の最新作、「未来のミライ」。天下の東宝が放つ文句なしの夏の大作映画であり、全年齢層を対象にしたファミリームービー。しかしその実態は、一言でいえば不気味だ。 (C)2018 スタジオ地図 【あらすじ】とある都会の片隅の、小さな庭に小さな木の生えた小さな家。あ
顔に、手に深く刻まれた皺が激動の半生を物語る。ブルンヒルデ・ポムゼル、103歳。ナチス・ドイツでプロバガンダを管轄した宣伝相・ヨーゼフ・ゲッベルスの元秘書である。彼女が自身の半生とナチス時代を証言した映画『ゲッベルスと私』が6月16日より岩波ホールで公開される。来日した監督は言う。「これは過去の映画ではない。現代の映画だ」 2018年5月、新宿・紀伊国屋書店――。クリスティアン・クレーネス、フロリアン・ヴァイゲンザマー両監督とハフポスト日本版・竹下隆一郎編集長らによるトークイベントが開かれた。映画封切り前、同時に刊行される書籍版もまだリリースされていないにも関わらず、会場は満員となり関心の高さをうかがわせた。
若干話題が古いけど、こういう対談がある。 「アナと雪の女王」のクリストフはなぜ業者扱いなのか? 夏野剛×黒瀬陽平×東浩紀の3氏が男性視点で新解釈 https://www.huffingtonpost.jp/2014/08/07/anayuki-genron_n_5660493.html ざっくり要約すると「アナ雪は女性だけで解決してしまい、クリストフはただの業者扱い。男としては疎外感を覚える」というような内容。 この対談、女の自分から見ると「???」なところが多くて、 >「わざわざ男いらないって強いメッセージを出している。なんでそこまで王子モデルを攻撃しないといけないのかと」 というくだりには被害妄想めいたものを感じてしまった。 クリストフは王子様じゃないけれど、誠実で素朴ないいやつだ。孤独な変人だけど、仕事と家族を大切にしている。 そこらの王子様モデルよりよほど親しみが持てるし、ありのま
今更ですが、僕が当ブログで採点する際 60~69点 凡作 70~79点 良作 80~89点 傑作 90~94点 大傑作 95~100点 神作 としています。 2年近くやってますが神作は少ないはずです 過去記事によるととキングスマンは95点! 神作認定した作品です。 今採点しても95点以上は間違いありません。 その続編「ゴールデンサークル」を観て来ました。 その点数は… 2018年/イギリス 監督:マシュー・ヴォーン 出演:コリンファース、タロンエガートン、ジュリアンムーア、ハルベリー、チャニングテイタム、ジェフブリッジス、マークストロング、ほか 上映時間:141分 69点 ざっくりあらすじ 表の顔は高級テーラー、その実人知れず世界の平和を守る秘密諜報組織キングスマン。 エグジー(タロンエガートン)はそのエージェントとなり1年が過ぎようとしていた。 そんな矢先、またもや世界を危機に陥れようと
新作映画公開が決定される その映画の内容に興味があろうとなかろうと 必ず観る! 名前だけでそこまで信頼できる映画監督がいったいどれだけいるだろう? 各々で違うだろうが数は少ないはず。 しかし予想するに多くの映画好きにとってこの監督はそんな存在じゃなかろうか デヴィッド・フィンチャー その人である 少なくとも僕にとってはそういう存在 ジャンル、内容にかかわらずフィンチャーが撮ったなら観る。 そんなフィンチャー大好き人間の僕がフィンチャー映画の全てを厳しくジャッジさせて頂きます。 【絶対観るべき作品たち】 【観ても損はない作品たち】 【観たいと言うなら止めはしないが...作品たち】 3つのグループに分けさせてもらいます。 そして参考指数として 「D(デヴィット)」「フィ」「ン」「チャ」「-」の5文字を星に見立てて5段階評価させて頂きます。 では早速はじめましょう。 まずはこのグループから 【観
※本ページはプロモーション(広告)が含まれています。 誰もが観ている話題作だけでなく、心に深く残る映画も観たいと思っていませんか? 定番の映画を見て、友人や家族と語り合うこともいいですし、観たあとに、思わず「う~ん」と唸ってしまうような、考えさせられる映画もいい。 また、素晴らしい作品に出会えたときの興奮と感動は、一度味わうと忘れられませんよね。 でもいざ、そのような作品を選ぼうとしても、何を観ればいいのかわからない…。 今回はそんなあなたのために、映画好きの私が心からオススメできる洋画50個と邦画50個をご紹介します。 ぜひチェックしてください。(2024年10月更新) 今からご紹介するおすすめ映画は、ほとんどが「動画配信サービス」を利用すれば、視聴できます。 「レンタル」と書かれている作品以外は、無料体験すればタダで映画が見られるので、ぜひ試してみてくださいね! ちなみに、映画をたくさ
1番好きな監督は誰? かなり難しい質問だ。 大御所で考えれば、スピルバーグ、キャメロン、イーストウッドあたりか? レフン、クローネンバーグ、フォントリアーあたりを答えれば通っぽく見えるか? いやいや日本人なのだから日本の監督で... 様々な考えで様々な監督の名前が頭に浮かぶ しかしそんな面倒臭いことは抜きにして頭の中で好きな監督トーナメントをしてみる。 それでも上位になればなるほど、優劣をつけ難い。 その日のコンディションによるなぁ... でもどんなコンディションでも確実に決勝争いに残る監督がいる。 それが、 クエンティン・タランティーノ! 監督名だけで確実に観ることが決定している数少ない監督の1人です。 そんなタランティーノ大好き人間の僕がタランティーノ映画の全てを厳しくジャッジさせて頂きます。 【絶対観るべき作品たち】 【観ても損はない作品たち】 【観たいと言うなら止めはしないが...
愛ってなんでしょうね。 パートナーとの関係を当たり前に感じてしまう様になってしまった方に観て欲しい映画を集めてみました。 はじめに 1.(500)日のサマー 2.ミリオンダラーホテル 3.マディソン郡の橋 4.太陽と月に背いて 5.ショコラ 6.恋人までの距離(ディスタンス)、ビフォアサンセット、ビフォアミッドナイト 7.きみに読む物語 8.愛しのローズマリー 9.恋人たちの予感 10.ブルーバレンタイン まとめ はじめに 年末年始には映画を沢山見るって方も多いと思いますが、もしよろしければ紹介する作品を考慮に入れてみて下さい。 ハッピーエンドで終わらない映画を集めたわけじゃありませんよ。 紹介するのはほぼ2000年代の映画です。 Amazonプライム・ビデオに入っている作品はそちらへリンクを貼っておきます。入ってない作品はカエレバを貼っておきました。 1.(500)日のサマー こんな恋愛
このレビューなかなかに良い記事なので、英語経由でちょっと翻訳してみた Nel mondo di Suzu l’orrore arriva in silenzio http:// ilmanifesto.info/nel-mondo-di-s uzu-lorrore-arriva-in-silenzio/ … # この世界の片隅に
方言とカタストロフ こうの史代の原作を片渕須直が監督したアニメ映画『この世界の片隅に』を公開初日に観た。原作を民衆史の一断面を描いた傑作と評価するファンとして、映画からも、次のようなことを改めて確認した。 それは、「広島」という町が孕む濃厚な “死”のイメージであり、日本家屋の「間取」が持つ意味であり、登場人物の出会いや別れに、“物の怪(モノノケ)”が大変重要な役割を果たしていることである。結論から言えば、『この世界の片隅に』は優れた“民俗映画”であり“妖怪映画”だった。 『この世界の片隅に』は、広島市の海に近い江波(えば)と草津、そして南東にある呉市という小さな世界を舞台にしている。しかしこの地域は、第2次世界大戦という地球規模のカタストロフのなかで、特別な位置を占めることになる。 枢軸国の、日本の、広島市は、世界で初めて原子力爆弾を投下された都市であり、南東部の呉市には重要な軍事施設が
Q. ロースおじさんは『この世界の片隅に』観ました? どうでした? お名前:面科さん A フンッ………………… フハァアア…………………………… ハアッ……………… ……………………………… ………………………… ……………………… フゥゥゥーーーーーー…………… ハァ…ハァ…ハァ… あ、ゴメンゴメン。おじさん、『この世界の片隅に』のこと聞かれたら、肘とつま先で体を支える体勢を3分間維持する「プランクチャレンジ」でやり過ごすことにしとるんよ。というわけで、この脂ぎった吐息がおじさんの「答え」や。さよなら。 ってわけにもいかんよね、やっぱり。でもねえ……正直気が進まないんよ。『この世界の片隅に』についてなんか言おうとするとき、おじさんの眼前に重々しい扉がそびえるんよね。具体的にはキルアの実家の門ね。こじ開けるのにメチャメチャな筋力を消費するし、開ける奴のパワーによって開く扉のサイズがぜんぜん
2016 - 11 - 20 「生活」を描いた映画『この世界の片隅に』と、「生きる」を描いた原作と 本稿は本当は昨日アップされるはずだったのだが、一昨日の記事を書いたあとに、いろいろ考えるところがあって、いったん保留した。 時を置いて考えても、『 この世界の片隅に 』は、本当に素晴らしい映画だったし、それに対する賛辞の言葉は惜しまれなく注がれている。それで原作を手に取る人もたくさんいて、 こうの史代 先生の読者はどんどん増えていくだろう。だったらぜんぜんそれでよくて、僕が何かを言う必要なんて何にもないのではないか、と。 結城恭介先生が、「 【書評】心あらため…… 」という記事を書いている。 「良い評論とは、誉めてある評論である。悪い評論とは、それ以外の評論である。」 という言葉を引いて、書評を始めるにあたっての「心あらためとしてこれを記す」としている。この言葉はずっと、胸の内に貼り付いて
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