8日午前11時半ごろ、東京発博多行き新幹線のぞみ17号で、「置き引きされた乗客がいる」と新神戸駅の駅員から兵庫県警葺合署に通報があった。同署によると、乗客のIT関連会社社長の男性(44)=京都府木津川市=が、座席に置いた現金2300万円入りの紙袋を盗まれたといい、同署が窃盗容疑で調べている。
![新幹線グリーン車内で2300万円消える IT関連社長、仮眠中に座席の紙袋 - MSN産経west](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2486b136988720eb88257c44fc2dad0f9755e7ff/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fsankei.jp.msn.com%2Fimages%2Fsns%2Fmsnsankeiwest.jpg)
日銀の黒田東彦総裁は4日、金融政策決定会合後に記者会見し、輸出の低迷により経済成長率が「予想していたよりも若干、下振れたのは事実」と述べ、回復が遅れていることを認めた。ただ消費税の再増税先送り論に関しては「リスクが大きい」と懸念を表明した。 黒田総裁は、4~6月期の実質国内総生産(GDP)が前期比で年6・8%減と大幅なマイナス成長となったが、「景気の前向きなメカニズムは働いている」と強調。景気は緩やかに回復していくと従来通りの見方を示した。 最近の個人消費低迷の理由に関しては、駆け込み需要の反動減や増税による購買力の低下、大雨などの天候不順が影響していると説明。「長期的に効く要因ではない」とも述べ、所得や雇用の改善を背景に、消費は底堅く推移すると話した。
来年3月14日に開業する北陸新幹線の運行計画概要が明らかとなった27日、県内では速達タイプの「かがやき」(東京-金沢間)が上越妙高と糸魚川の両駅とも停車しないことから、関係者から「残念だ」と落胆の声が上がった。一方、北陸新幹線開業に伴い新たに特急「しらゆき」(新潟-上越妙高間)を投入するJR東日本新潟支社は「北陸新幹線のアクセス特急という形で設定した」とPRし、これを契機に関西圏からの誘客につながる周遊観光を開発し県内活性化を図りたい考えだ。 北陸新幹線の停車パターンをみると、停車タイプの「はくたか」(東京-金沢間、長野-金沢間)は上越妙高と糸魚川の両駅とも全列車が停車する。だが、速達タイプの「かがやき」は両駅には停車せずすべて通過となっている。 これについて同支社の星野堪児運輸部長は報道陣に「対抗輸送機関(航空機)との競争力強化のため北陸への速達というイメージで設定した」として、「運行ダ
滋賀県彦根市の彦根地方気象台で今年4月、「トノサマガエルの初見」が観測された。この観測が記録されたのは、実に10年ぶりのことだ。全国各地の気象台は、「ソメイヨシノの開花」や「ウグイスの初鳴き」など、四季折々に応じて動植物の観測も行っている。しかし、トノサマガエルは環境省のレッドリストに「準絶滅危惧種」に指定されるまでに減少しており、すでに観測対象から除外している気象台や測候所もある。彦根では久々の“再会”にわきあがったが、トノサマガエルはすっかり「身近な生き物」ではなくなっている。(桑波田仰太)用水路の水面を“ピョン” 彦根地方気象台がトノサマガエルの初見を記録したのは、今年4月30日。男性職員が、気象台から約2キロ離れた水田脇を歩いていたところ、用水路の水面を“ピョン”と跳ねたカエルを発見した。職員が追いかけて水の中に目をやると、胴体の黒い斑点などからトノサマガエルと確認された。 トノサ
南極海での日本の調査捕鯨が国際捕鯨取締条約に違反するとした国際司法裁判所の判決を受け、自民党捕鯨議連(会長・鈴木俊一元環境相)は2日、総会を開き、二階俊博元総務会長ら党重鎮が「政府の対応は甘い」と怒りをぶちまけた。 二階氏は政府側が「判決に従う」としていることに「こんなことで満足していて解決になるか」と強調。大島理森前副総裁は「対抗手段をとることで開ける道もある」と提訴した豪州への対抗措置を求めた。 石破茂幹事長は「感情的にならず、調査捕鯨が続けられ、きちんとした立証のもとに商業捕鯨ができることを世界に認識させる努力をしなければならない」と冷静な対応を促したが、出席者は判決に怒り心頭。 総会で振る舞われた鯨のひき肉を使ったカレーライスをほおばり、気合を入れ、国際捕鯨取締条約からの脱退も辞さない決意で捕鯨政策を推進するよう政府に求める決議を採択した。
【シンガポール=吉村英輝】8日未明に忽(こつ)然(ぜん)と姿を消したマレーシア航空機。南シナ海に墜落したとみられるが、救難信号も発せずに連絡が途絶え、機体も見つかっていない。盗難旅券を使った乗客の存在が判明するなど、テロの憶測も広がっている。何が起こったのか謎は深まるばかりだ。 同機は8日午前0時41分(日本時間同1時41分)にクアラルンプール国際空港を出発、午前1時半にマレー半島の東部沖でマレーシアの管制当局は同機と連絡が取れなくなった。高度約3万5千フィート(約1万メートル)を安定飛行中で、天候も良好だった。午前2時40分に消息不明を確認した。 不明機が2012年、中国・上海の空港で別の航空機と接触し、主翼を損傷した事故を起こしたため、機体不具合の可能性が指摘される。だが、マレーシア航空は、製造元のボーイング社が修理して安全を確認しており、直近の整備でも問題はなかったとしている。 何ら
関東甲信などで記録的な豪雪となった中、ホンダが昨年11月に発売した個人向け大型除雪機「HSL2511」が大活躍した。小型、中型を含めて在庫切れとなったほどで、販売店は対応に追われたという。少子高齢化が急速に進む過疎地では高齢者だけで除雪を行わざるを得ない世帯が増加したうえ、「二酸化炭素を排出しない」「作業効率を上げる」という点に特にこだわり、ニーズをつかんだことが拡販につながった。 「バイクで当たり前となっている環境配慮型のFI(フューエルインジェクション)エンジンを世界で初めて除雪機に採用した」 ホンダの研究開発を担う本田技術研究所汎用R&Dセンターの酒井征朱主任研究員はこう胸を張る。 FIは、ガソリンをエンジン内に噴射する際、エンジンの燃焼状態からコンピューターが最適なガソリン噴射量などを計算し、効率的な噴射が可能になる仕組み。四輪車のみならず、二輪車でも採用が急速に進んでおり、従来の
2020年東京五輪のメーンスタジアムとなる新国立競技場(東京都新宿区)の改築計画が陸上競技関係者に波紋を広げている。サブトラックが併設されないためだ。新競技場は東京五輪で開閉会式や陸上などを行うが、このままでは五輪開催後には陸上の高校総体や全国中学校大会の開催さえ困難な形となる。「どのような方向性で使っていくか見えない」との声は強く、五輪後の位置づけや利用法について議論を深めていく必要がありそうだ。(宝田将志) 「新しい国立は、第2種の競技場になる」というのは日本陸連関係者。日本陸連は国内の競技場を1~4種に分類しており、国際大会や日本選手権など全国規模の大会を開ける「1種」の条件に、全天候舗装された400メートルトラックの併設を挙げている。この規定は移行期間を経て17年度から徹底する方針で、19年に完成予定の新競技場では各年代の全国大会を開けなくなる情勢だ。 「そもそも競技会を行うのに、
NTTドコモ関西支社は10日、大阪市内で開いた新モデル発表会見で、1秒間に最大150メガバイトの高速データ通信に対応した基地局を、平成27年3月までに全国で計2千局建設する方針を明らかにした。これまでの最大速度は112・5メガバイト。東京都や大阪府では最大75メガバイトだった。通信網の拡充による快適なネット環境をアピールする。 設置件数の地域ごとの内訳は公表していないが、永田清人支社長は「料金、ネットワークとも関西は厳しい競争をしている。(2千局の)3分の1は関西」と強調した。対応エリアはJR大阪駅、天王寺駅などの主要な施設から順次拡大していくという。 また、近畿2府4県対象の独自サービスとしては長期利用者に対し、宝塚歌劇団の鑑賞券などが当たるキャンペーンを実施。来年3月末まで、毎月端末から申し込むことができる。
「えっ、車窓から富士山が見えないの!」「駅に、待合室も切符売り場もないなんて」-。JR東海が平成39年の開業(東京-名古屋間。名古屋-大阪間は57年)をめざすリニア中央新幹線で、地上走行区間の軌道を「土管」のようにコンクリート製の防音フードですっぽり覆う計画に、沿線の自治体から不満の声が噴出している。4カ所の中間駅もできる限りシンプル化してコストカットする方針。鉄道ファンや沿線住民は、世界に誇るべきリニアの“雄姿”を楽しみにしているのだが…。“下水道管”の中を走るのか… 「下水道管という感じ」 横内正明・山梨県知事は、防音フード計画を酷評する。 リニア新幹線は、東京-名古屋間約286キロのほとんどがトンネルで、地上部分は全体の13%の約38キロしかない。 このわずかな地上走行区間は山梨、長野、岐阜の3県を通ることから、各県は「リニアを眺められる県」として国内外にアピールする好機と意気込んだ
サバやイカの生食による食中毒の原因となる寄生虫のアニサキス。かつては漁村など漁獲地に近い地域に多い食中毒だったが、最近は都市部での患者も増えている。アニサキスによる食中毒は、冷凍や加熱など調理法の工夫のほか、よく噛(か)んで食べることでも予防が可能だ。刺し身は柔らかいためあまり噛まないで食べる人も多いが、しっかり噛んで食べるようにしよう。(平沢裕子)◇ ◆患者は年3千人? アニサキスは、鯨やイルカなど海洋哺乳類の胃の中で成虫になる寄生虫。幼虫がサバやスルメイカなどに寄生し、それを生で食べることで食中毒を起こす。幼虫は魚介類が生きているときは内臓に寄生しているが、水揚げされた後は筋肉(身の部分)に移動。刺し身などを生食したとき、よく噛まないと幼虫が生きたまま胃や腸まで行ってしまう。すると、幼虫は人の胃や腸の中で暴れ、歯で胃の粘膜を突き破ったりする。おなかが痛くなるの
宮城県立光明支援学校(仙台市泉区)の児童が昨年6月、給食のオレンジを喉に詰まらせて意識不明の重体になった事故で、泉署は10日、業務上過失傷害の疑いで、当時同校で担任をしていた女性教諭(45)を書類送検した。 県教育委員会などによると、男児には重度の障害があったため、給食の固形物は柔らかくしたり、細かく刻んだりして出していた。同署は、オレンジを搾ってジュースにする必要があったのに、それを怠った過失があると判断した。 送検容疑は昨年6月22日、当時小学部3年だった男児(9)に給食のオレンジを食べさせる際、果汁にせず、薄皮付きの数センチほどずつに切ったものを食べさせたために窒息させ、低酸素性虚血性脳症を負わせた疑い。 同署と同校によると、男児は今も意識不明。同校の辻誠一校長は「お子さんと保護者に本当に申し訳ない。このような事故を二度と起こさないよう努力したい」と話した。
電力会社「容量オーバー」/事業者「商売敵の排除だ」 太陽光など再生可能エネルギーで作った電力を電力会社が固定価格で買い取る制度がスタートして約11カ月。異業種の参入が相次いだ大規模太陽光発電所(メガソーラー)事業が曲がり角を迎えている。建設計画が集中する北海道では、ソフトバンクなど事業者による売電申請の7割以上が門前払いされる可能性が出てきた。北海道電力の送電網に接続できる容量に限界があるためだが、高めの買い取り価格の設定で売電申請の殺到を招いた制度上の問題を指摘する声もある。◇ ソフトバンクは北海道安平町と八雲町の計3カ所で計画するメガソーラーの建設について、中止も含む見直しを決めた。合計18万キロワット以上の発電を予定していたが「北海道電から『(送電網に)接続できないものが出る』と通告された」(ソフトバンク関係者)という。苫小牧市と釧路市の計3カ所で計4万4千キロワットのメガソーラーを
高齢者への「過度な優遇」を廃さなければ、社会保障制度は早晩維持できなくなるだろう。 安倍晋三政権が、70~74歳の医療費窓口負担の2割への引き上げを見送り、来年度も1割に据え置く特例措置の継続を決めたことは、危機感が欠如していると言わざるを得ない。 夏の参院選で高齢有権者の反発を避けたいとの思惑があったようだが、高齢者にも支払い能力に応じて負担してもらう仕組みに改めなければならないことは分かっていたはずだ。痛みを伴う政策から逃げず、国民に理解を求めていくことこそ、政権与党の取るべき姿勢ではなかったのか。 社会保障改革で政府・与党の最大の使命は、高齢化で急速に増え続ける年金、医療・介護費用の抑制に道筋をつけることだ。据え置きには約2千億円が必要とされ、改革逆行もはなはだしい。 そもそも、2割への引き上げは小泉純一郎政権時の医療制度改革関連法で平成20年に実施が決まっていた宿題だ。今回の据え置
川崎市高津区のJR武蔵溝ノ口駅で昨年12月、エスカレーターを利用していた同区の女性会社員(56)が、捨てられていた空き瓶と手すりの間に左手を挟まれて指を切断するなどした事故で、神奈川県警高津署は10日、廃棄物処理法違反容疑で、ごみを捨てた同市宮前区の事務職員の男(48)を書類送検した。容疑を認めているという。 送検容疑は、昨年12月21日午前8時25分ごろ、JR武蔵溝ノ口駅南口のエスカレーターの脇に、ポリ袋と空き瓶1本を捨てたとしている。 同署によると、空き瓶は携帯用ウイスキーの瓶(高さ15センチ)で、コンビニエンスストアのポリ袋に入れてエスカレーターの手すり部分と壁との間の台上に捨てられていた。 女性の指は、エスカレーターの手すり部分とウイスキーの瓶との間に挟まれた後、瓶が壁側にひっかかって固定された状態となり、女性の指だけが移動したため、中指が切断、薬指が骨折してしまったという。 同署
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く