サメなどに食べられて消滅したイワシの大群(4月26日撮影、神戸市須磨区で)=神戸市立須磨海浜水族園提供 神戸市立須磨海浜水族園(須磨区)が、大型連休に合わせて8年ぶりに復活させた約2万匹のイワシの大群「イワシ玉」が、同じ水槽内のサメなどに食べられ、3日からの連休後半を待たずに消滅してしまった。 同園の担当者は「食べられるのは自然の摂理だが、こんなに早いとは……」と驚いている。 同園は連休中のイベントの一つとして、高騰していた価格が安定してきたイワシ玉の紹介を企画。他の魚から身を守るため、群れになって「銀色のカーテン」のように泳ぐ姿を見てもらおうと考えた。 4月26日にイワシ玉を大水槽(幅24メートル、高さ4メートル、奥行き15メートル)に搬入。一緒に泳ぐサメや大型アジなどに食べられ、2日後には数百匹に激減。同29日には、完全に消滅してしまったという。