ブックマーク / www.news-postseven.com (17)

  • 精神科医 雅子さまは適応障害ではなく「産後うつ」と指摘│NEWSポストセブン

    台風24号が日列島の北へ抜けた10月2日、晴天の下で学習院女子中等科・高等科合同の運動会が開催された。クラス対抗の競技に夢中になる愛子さま。じきに秋が終わって冬になる。この12月で、雅子さまが療養生活に入られてから、ちょうど15年を迎える。 折しも皇室は、来年の「御代がわり」に向けた準備を進めている最中だ。来年2月には今上天皇の在位30年式典が行われ、4月末日から退位・即位に関する儀式が続く。5月1日にはいよいよ徳仁天皇が即位し、雅子さまが新しい皇后になられる。 この15年、苦難の道を歩かれた雅子さまだが、最近の順調な快復ぶりは驚くほどだ。 今年8月には、皇太子ご一家が夏休みの恒例とする那須御用邸の静養で、ご一家が御用邸の敷地内を散策する様子の取材が史上初めて許可された。また那須塩原駅では、雅子さまと愛子さまが約20分にわたって市民らと会話を交わされた。いずれも極めて異例の出来事である。

    精神科医 雅子さまは適応障害ではなく「産後うつ」と指摘│NEWSポストセブン
  • 高齢者の孤独に寄り添う「傾聴」の方法、提案と慰めはNG

    親が高齢になり、支援や介護が必要になったときの苦悩は、必ずしも目に見えることばかりではないだろう。認知症の親が何度も同じ話を繰り返したり、不可解な言動に困惑させられたり、高齢の親への対応に苦慮する子世代も少なくない。が、きっと老いた親たちもつらいはずだ。 そんな高齢者や介護家族の相談にも乗っている臨床心理士の原千恵子さんに、少々わかりづらくなった親たちと心を通わせるコツを聞いた。 ◆高齢者の心を理解するための技法『傾聴』 「高齢者、特に認知症などでコミュニケーションが取りにくくなると、若い頃とは違う人格になってしまったように思えて戸惑い、心の中まで見えなくなります。乱暴な言動で困らせたりする高齢者が、実はとても大きな孤独感や不安を抱えているとは、なかなか思いがおよばないでしょう」と、原さん。 原さんは、高齢者が集まるデイサービスを営むほか、多くの施設に出向き、臨床心理士として高齢者をはじめ

    高齢者の孤独に寄り添う「傾聴」の方法、提案と慰めはNG
  • 『グッド・ドクター』医療監修者による「発達障害」チェック表

    山崎賢人主演、『グッド・ドクター』(フジテレビ系)が話題だ。山崎が演じる小児外科の研修医・新堂湊は、発達障害の一種である「自閉症スペクトラム障害」である。湊は生きづらさを感じながら、患者に正面から向かっていく。 その『グッド・ドクター』の医療監修を務めるのが、ハタイクリニック院長で精神科医、自身も発達障害である西脇俊二さん(56才)だ。 第1話に印象的なシーンがあった。入院中の子供に“いつになったら退院できるの?”と聞かれた湊は「退院はできません」と直球で答え、質問した子供、そして、側にいた先輩医師を戸惑わせた。 「相手の気持ちを推し量ってマイルドな表現をする、ということができません。人に対し“太りましたね”“化粧が濃いですね”と直球で言ってしまうのもそうです。事実や正論であっても、言わなくてもいいことを言ってしまい、相手の気持ちを害してしまう。空気が読めない、物言いが失礼だと言われること

    『グッド・ドクター』医療監修者による「発達障害」チェック表
  • グッド・ドクター監修医、山崎賢人の発達障害理解に感極まる

    「クランクインした3か月ほど前には、リハーサル現場で山崎さんの主語が欠けた会話やぎこちない体の動きを確認し、やり直しをお願いすることもありました。その後も脚や映像のチェックを続けてきて、いよいよ最終回です。山崎さんが『発達障害』という病気の理解を深めているので、もう修正はほとんどありません。私自身、映像チェックで感極まってしまうことも増えました」 そう語るのは、今クール注目のドラマ『グッド・ドクター』(フジテレビ系)の医療監修を務める、ハタイクリニック院長で精神科医の西脇俊二さん(56才)だ。 山崎賢人(23才)演じる小児外科の研修医・新堂湊は、発達障害の一種である「自閉症スペクトラム障害」で他人との意思疎通に困難を抱えながらも、子供たちや親に向き合う。その真っすぐで曇りのない眼差しが視聴者の涙を誘い、第9話(9月6日)と最終話(13日)は15分拡大。2週連続の15分拡大は、フジテレビ

    グッド・ドクター監修医、山崎賢人の発達障害理解に感極まる
  • 山崎賢人が演じる発達障害役、演技助言医師が伝えるリアルさ

    意思疎通ができない。病気のため、偏見から周囲に冷たくされ、周りになじめない。けれども、「すべての子供を大人にしたい」という純粋な情熱で患者と向き合い、やがて周囲を動かしていく──。 ドラマ『グッド・ドクター』(フジテレビ系)が「毎週泣ける」と、今クールで随一の注目を集めている。主演の山崎賢人(23才)が演じるのは小児外科の研修医・新堂湊。発達障害の一種である自閉症スペクトラム障害で、他人との意思疎通に困難を抱える一方、ある領域に突出した才能を発揮する「サヴァン症候群」でもあり、天才的な記憶力を持つという難しい役どころだ。 第1話では発達障害を理由に湊が治療に加わることを拒否された。しかし、湊が子供の急変を察知して緊急手術し、命を救う。湊を信用しなかった親は謝罪するが、湊は「大丈夫です。ぼくは人と違います。慣れています」と返した。 「その言葉がとてもつらくて。どんな過去を乗り越えてきたんだろ

    山崎賢人が演じる発達障害役、演技助言医師が伝えるリアルさ
  • 習近平のポスターにインクかけた女性 精神科病院入院の波紋

    中国の上海で今月初め、「習近平の独裁には反対です」などと叫び、街頭の習氏の肖像画入りポスターに黒インクをかけた様子を中国版ツイッター「微博(ウェイボ)」に生配信した上海在住の女性が突然姿を消した。警察に逮捕されたとみられていたが、故郷の湖南省の精神科病院に強制的に入院させられていたことが明らかになった。 これについて、ネット上では「当の患者は入院させずにほったらかしだが、当局に都合が悪い健常者は逆に精神科病院に強制入院というのが、中国の実態だ」との書き込みがみられる。米政府系報道機関「ボイス・オブ・アメリカ(VOA)」が報じた。 この女性は会社員の董瑶ケイ(王へんに京)さん(29歳)。董さんが習近平国家主席の肖像画に黒インクをかけた動画は微博上でシェアされ、瞬く間にネット上で拡散した。 その後、董さんは微博上で、「自宅のドアの外に制服姿の警官数人がいます」などと報告したあと、音信を断った

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  • 寝屋川監禁死 精神疾患を巡る根深い日本社会の闇

    昨年12月23日、大阪・寝屋川市の一戸建で1人の女性が遺体で発見された。柿元愛里さん(享年33)。発見時の体重は19kg。自宅敷地内のプレハブ小屋で、衣類も身につけず眠るように死んでいたという。 監禁と保護責任者遺棄致死罪で逮捕された父親の泰孝容疑者(55才)、母親の由加里容疑者(53才)はともに容疑を否認し、「すべては娘のためだった」と供述しているという。捜査関係者が語る。 「閉じ込めた理由について、愛里さんが15才頃に発症した精神疾患が原因だと供述しています。暴れ回って家族に危害を加えることもあり、自傷行為も頻発していたそうです。すでに小6の頃から病の兆候があり、複数の病院で『統合失調症』と診断されたと話しています。監禁も“療養目的だった”と」 現代版“座敷牢”とでも呼ぶべき地獄の環境で亡くなった愛里さん。現代社会で増加の一途をたどる精神疾患患者だが、その歴史をさかのぼると、同病の患者

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  • 精神科医が選ぶ下痢止め薬は何か?

    医師が、みずから治療が必要となった「患者」になったとき、どんな薬を飲むのか。国際医療福祉大学大学院特任教授の和田秀樹医師(57)は、精神科医の観点から「下痢止め」についてこう語る。 「私は過敏性大腸なのか、下痢と便秘を繰り返し、胃腸がとても弱いので、普段から整腸剤であるチアトンを服用しています。この薬は自律神経に直接に働きかける薬で、ストレスによる下痢にも効果がある。 乳酸菌製剤など旧来の止瀉薬(下痢止め)では、ストレス性の下痢は止まりません。実際に試してみたのですが、私には効果はありませんでした」 ※週刊ポスト2018年1月1・5日号

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  • ブルゾンちえみの「ゲイン・ロス効果」を心理学的に分析

    臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になった著名人をピックアップ。記者会見などでの表情や仕草から、その人物の深層心理を推察する「今週の顔」。今回は、『24時間テレビ』での激走ぶりが賞賛を浴びるブルゾンちえみに注目。 * * * 当日まで走者が発表されなかった今年の日テレビ系『24時間テレビ40 告白~勇気を出して伝えよう~』のチャリティーマラソン。ランナーに指名されたのは、キャリアウーマンネタでブレイクしたお笑いタレントのブルゾンちえみ。 無事に90キロを完走したブルゾンさんだが、指名を告げられた時は、白い歯を見せ大声を上げて喜びながらも戸惑いはあったようだ。マイクを向けられると「選ばれて…光栄です」と言葉と言葉の間に微妙な間が開く。選ばれてよかったという思いは強かったのだろうが、いざ、走るとなると90キロはさすがに長い。 だが、実際の走りを見ると、ネタでの緩いダンスと

    ブルゾンちえみの「ゲイン・ロス効果」を心理学的に分析
  • 巨人・高橋由伸監督の顔左半分、僅かな歪みを心理学者が懸念

    球団史上最悪となる13連敗中には「なかなかうまくいかない」といった、同じような試合後コメントを繰り返した巨人軍の高橋由伸監督だが、その「表情」にはかすかながらも確かな変調がみられる。 不調に陥ったチームの指揮官だから表情が険しいのは当然だが、ベンチで微かに顔をしかめたり、久しぶりの勝利インタビューで笑顔を見せたりする時に「左側の頬」がわずかに引き攣るのだ。現役時代のヒーローインタビューなどの時にはなかった特徴である。 「そうした変化を見逃してはいけません」と指摘するのは、社会心理学者で『見ため・口ぐせの心理学』などの著者・渋谷昌三氏だ。 「心理学の実験では『顔の左半分の表情に、心が表われやすい』と分かっています。これは右脳が感情を司り、左脳が論理的思考を担うことと関係しています。延髄交叉といって、神経が通る経路は左右が交差する。右脳が担う感情は、顔の左半面に出ることになります。つまり、顔

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  • 石原慎太郎氏のあいまい記者会見、精神科医はどう見る?

    竹を割ったような物言いが売りの作家、元都知事である。「どうして豊洲だったの?」「地下空間はなんでできちゃったの?」「なぜ莫大な税金がかかったの?」という都民の疑問にズバリ答えてくれると思ったら、なにかおかしい。「果たし合いに出かける侍の気持ちだ!」とハイテンションで登場すると、「アイツが悪い、コイツが悪い」と現都知事や部下のせいにして、ふんぞり返った。侍は侍でも、これじゃあまるで「バカ殿さま」――。 石原慎太郎元都知事(84才)の3月3日の会見はそもそも目的からしてあいまいだった。小池百合子東京都知事(64才)が昨年10月、石原氏にあてた築地市場の豊洲移転に関する質問書に対し、石原氏は「記憶にない」などと事実上のゼロ回答。今月20日の都議会「百条委員会」に参考人招致される予定だ。ジャーナリストの大谷昭宏さんが言う。 「来は百条委員会の場で豊洲移転の真相究明をすればよかったことです。それな

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  • 激やせ愛子さま 精神科医は「拒食症で危険水域」と指摘

    「愛子さまはさらにやせられたようだが、お体に異常はないのか」「一体、どのような対応策が取られているのか」「回復のご様子が一切見られないではないか」。 皇太子さまの57才の誕生日(2月23日)に先立って、ご一家の写真がメディアに公開された2月17日、宮内庁幹部に記者から矢継ぎ早に質問が飛んだ。写真には、「激やせ」といっても過言ではない愛子さまのお姿が写っていたからだった。 「ご体調不安により、昨年9月から10月にかけておよそ1か月半、学校を欠席。その後、ご自身の誕生日(12月1日)や年末年始の行事へお姿を見せられたときの変貌ぶりは衝撃的でしたが、その時よりさらにおやせになったという印象を受けた人が多かったようです」(宮内庁関係者) 愛子さまは年明け1月10日に始まった学習院女子中等科の3学期の授業に、特段のお変わりなく出席されている。2月13日には、学校で行われた百人一首大会に参加された。

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  • アドラー心理学でも解決できない香里奈の悩み

    「私をどう思うかはみなさんの課題であって、私の課題ではありません」。これは、現在放送中のドラマ『嫌われる勇気』(フジテレビ系)で香里奈が演じる主人公・庵堂蘭子の言葉。 確かにそうかもしれないが、ついつい人からどう思われるかが気になってしまうのが、普通の人間だ。香里奈が話す。 「私もその中の1人だと思うんですが、日常生活ってすごく人のことを気にしちゃいますよね。こんなことを言ったらどう思われるかな? とか。でも、このドラマの原案になっているアドラー心理学では、『他人から どう思われるかは、自分にはコントロールできない』といっているんです」 アドラー心理学とは、心理学の3大巨匠のひとり、アルフレッド・アドラーが唱えるもので、この考え方をわかりやすく著した書籍『嫌われる勇気』はベストセラーとなっている。 「私自身、お仕事を始めたばかりのころは、まだ自分が何をしたいのかがはっきり見えなかったことも

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    「私をどう思うかはみなさんの課題であって、私の課題ではありません」。これは、現在放送中のドラマ『嫌われる勇気』(フジテレビ系)で香里奈が演じる主人公・庵堂蘭子の言葉。 確かにそうかもしれないが、ついつい人からどう思われるかが気になってしまうのが、普通の人間だ。香里奈が話す。 「私もその中の1人だと思うんですが、日常生活ってすごく人のことを気にしちゃいますよね。こんなことを言ったらどう思われるかな? とか。でも、このドラマの原案になっているアドラー心理学では、『他人から どう思われるかは、自分にはコントロールできない』といっているんです」 アドラー心理学とは、心理学の3大巨匠のひとり、アルフレッド・アドラーが唱えるもので、この考え方をわかりやすく著した書籍『嫌われる勇気』はベストセラーとなっている。 「私自身、お仕事を始めたばかりのころは、まだ自分が何をしたいのかがはっきり見えなかったことも

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  • 部下を追い詰める「クラッシャー上司」との恐怖問答を実体験

    部下を精神的に追い詰めて最後には潰してしまう「クラッシャー上司」の存在が問題になっている。精神科産業医に取材したコラムニストのオバタカズユキ氏がその「手口」を再現する。 * * * 一斉報道によると、〈厚生労働省神奈川労働局は11日、労使協定の上限を超える残業を社員にさせたとして、労働基準法違反の疑いで法人としての三菱電機と、同社の幹部を書類送検した〉(日経済新聞電子版)。 昨年末には、電通が同法違反容疑で書類送検されたばかり。こんどは旧財閥系グループの「組織の三菱」だ。日を代表する企業の雇用問題が、次々と可視化されている。 電通は若手女性社員の自殺から1年後にやっと当局が介入したわけだが、今回の件は、元社員だった31歳の男性が過重労働による精神疾患を発症、労災認定を受けたことで捜査が始まった。労災認定まで踏ん張った男性の功績を讃えたい。同様に苦しんでいるたくさんの人々の解放の道を開く

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  • 発達障害の大学生増加 放置したままでいいわけがない

    「多様化社会」という言葉はそれを支える制度がなくては意味が無い。とある大学教員のブログから、コラムニストののオバタカズユキ氏が大学生の「多様化」を考える。 * * * 特定個人を責める意図はないので、某教員の某ブログにて、と記すにとどめる。先日、そのブログにこんなことが書かれてあった。 ブログ主は大学教員。大学の授業で学生にミニレポートを書かせ、それを出席票のかわりにしていた。するとある日、中身も筆跡もそっくりなミニレポートが複数枚出されていることに気づいた。 これは明らかに「代返」だ。一番たくさんの文字数を書いた太郎君が、二郎君、三郎君、四郎君のものも書いて、そしらぬ顔で自分に提出したのだろうと思った。 次の授業で、そっくりレポートの「提出者」たちに尋ねてみると、教員の読みはアタリ。「提出者」たちはその行為を認めたと言う。それが不正行為であることを教員が説明すると、二郎君以下はきまりの悪

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  • 人が不倫に陥る心理 カリギュラ効果と吊り橋効果にあり

    既婚女性にとって、不倫がバレた時の代償は大きい。それは誰しもわかっているはずだ。それなのに、なぜ不倫に走ってしまうのだろうか。 「人間心理の落とし穴にはまれば、誰もが不倫に陥る可能性があります」と精神科医の高木希奈さんは警鐘を鳴らす。 「不倫に陥る心理の1つに『カリギュラ効果』があります。これは、禁止されたものほどしたくなる心理のこと。不倫はしてはいけないことだからこそ、したくなるのです。もう1つは、『吊り橋効果』。やってはいけないことをしているドキドキ感や背徳感を、好きという気持ちと勘違いしてしまうのです」(高木さん) さらに、年齢によって不倫に走りやすくなる“時期”もあるという。不倫問題に詳しいノンフィクションライターの亀山早苗さんはこう語る。 「女性の性欲は40代がピークといわれています。これは女性ホルモンのなせる業。女性ホルモンが激減するのが更年期前の40代半ば。この時期は、男性ホ

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