情報誌は役割終えたか2008年11月15日情報誌「メイドイン尼崎本」をつくった商店街の店主たち=兵庫県尼崎市、高橋一徳撮影 情報誌がもがいている。「ぴあ」は今月、72年の創刊以来もっとも大がかりな誌面刷新をした。関西の月刊誌「Lmagazine(京阪神エルマガジン)」は年内で休刊する。出版不況が、ひときわこたえる情報誌。80年代まではカルチャーの中心にいたが、役割を終えたのだろうか。(木元健二、田中京子、星野学) ●おすすめ提案型へ 「ぴあ」首都圏版は11月6日発売号から、網羅的なイベント情報をウェブサイト「@ぴあ」に移した。情報誌の方は名前を「ススめる!ぴあ」に改め、薦めたい催しやアートなどに絞った「提案型」の誌面に。同時に週刊から隔週刊になった。 80年代後半に首都圏版だけで50万部を発行した「ぴあ」は、今は関西版、中部版を合わせても14万2千部。諸江秀次広報室長は「更新速度でインター