歌舞伎界の大名跡を継いだ四代目市川猿之助さんと、九代目市川中車を襲名した香川照之さん。 かたや歌舞伎の枠に収まらない多彩な活動を続けてきたホープ、かたや46歳で歌舞伎に初挑戦の実力派俳優という、対照的な2人の襲名披露興行が、5日、新橋演舞場で行われました。 大名跡を継ぐプレッシャーや、40年にわたる父と子の確執。 さまざまな思いを胸に、歌舞伎界に新風を吹き込む2人のインタビューを掲載します。 市川猿之助(亀治郎改め)さん 市川亀治郎改め、四代目市川猿之助さん。 取材に伺ったのは襲名公演の4日前。 「ヤマトタケル」の稽古の真っ最中でした。 インタビューはこちら 自分のやることが“猿之助”です 〜四代目市川猿之助さん〜 ーいよいよ公演まで4日ですね。襲名が近づいても平常心は変わらず、ですか? そうですね、平常心ですね。もちろんそういう準備とか楽屋内のいろんなことですね、そういうこ