インバウンドに沸く千年の古都・京都には、「雅」の裏に隠された得体の知れない怖さが存在する――。『イケズの構造』『京都人だけが知っている』等の著書で知られる生粋の京都人・入江敦彦氏が、このたび「京怖(=京都の恐怖)」の百物語を綴った『怖いこわい京都』(文春文庫)を上梓した。 ガイドブックには決して載っていない、都に暮らす人々だけが知る「異形」の京都の魅力をこっそり教えます。(全4回の3回目) 前回の廃墟について書いたとき細い竹を立てて“張る”「結界竹」についてちょっと話した。神様がいるから入っちゃダメ! という目印だ。神様ならいいじゃんと思うかもしれないが、けっこう気難しくて祟ったり呪ったりなさる方もおられるので。 京都にはあちこちに結界が張られている。神様ではなく仏様のおられる寺院でも、あちこちに青竹踏み健康法みたいな低い区切りが置かれていて、これもまた「結界竹」と呼ばれる。 もっとわかり
![京都にはあちこちに結界が…“鬼門封じ”を絶対にしてはいけない理由とは | 文春オンライン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a1d1f08a0821e4b3d38d3f753a576cfb3062cc7d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbunshun.jp%2Fmwimgs%2F1%2F7%2F1200wm%2Fimg_17e25b9d343f4a5fe25767a980c513ab314758.jpg)