英国パンク&ポストパンクとレゲエ・カルチャーを繋ぐ存在、ヴィヴィエン・ゴールドマンの著作”女パンクの逆襲、フェミニスト音楽史”が野中モモさんの翻訳でPヴァインより12/23に刊行されるという。いやーあまりに目出度いので彼女を中心に英国パンク&ポストパンクとレゲエ、ダブの関わりを検証していきたい。 ドン・レッツによるロキシー・ドキュメント 英国パンクといえばクラッシュなどに顕著なように早い時期からレゲエ&ダブを取り入れていた印象だが、それでは当時英国に暮らしていたジャマイカ移民がパンクに興味を持っていたかといえばそんなことはなく、そしてパンク側も「レゲエ最高!これぞレベル・ミュージック!!」となっていたかというとこれまたそんなこともなく、いわゆるパンクとレゲエの関わりなんてものは当時ロンドン・パンク重要ポイントだったライブハウス「ロキシー」でレゲエDJをしていたドン・レッツ周辺の、それもせい