東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長(元首相)が提案したサマータイム(夏時間)の導入をめぐり、安倍晋三首相が自民党に検討を指示(7日)し、麻生太郎財務相も「悪い話ではない」と述べて賛意を示しました(15日)。しかし、「実現不可能だ」などの世論の厳しい批判が広がっています。 情報システムは サマータイムは、夏の一定期間、国(地域)の時刻そのものを変更します。森氏は日本標準時を2時間早めることを提案。現在の午前5時が午前7時と表示されることになります。 しかし時刻を変更すれば国民生活は大混乱に陥ります。 立命館大学情報理工学部の上原哲太郎教授はSNS上に投稿したスライドで、五輪までに夏時間を「社会的な大混乱なく実施することは不可能」だと主張。政府・自治体はじめ医療・金融・運輸・エネルギー・通信放送・防衛などの重要インフラから企業・家電にまで使用されている情報システムには「修正が不