安倍元首相の殺害以後、統一教会と政治との癒着についての批判が、堰を切ったようにマスメディアに溢れ返っています。 この奔流に抗ってみるように、「統一教会との関係ばかり批判するのはおかしい」「政治家の信教の自由に対する侵害だ」といった言いぐさで、冷笑的な態度をあらわにする評論家もいます。 三浦瑠麗はあるテレビ番組で、「正直統一教会について興味がない」と発言しながら、政治との関係にあらゆる団体がロビー活動をするのは当然だという主旨の発言をしました。 こうした反論に共通していることがあります。統一教会とはどのような組織なのか、何を信じているのか、何をしてきたのか、そもそも具体的な理解がまったく欠落しているという点です。 本来、政治との関係が適切かどうかは、その組織との関係を通して政治が何に加担し、どのような影響を及ぼすのか、事実ベースで判断されるべきことです。 その一方で、「そもそも政治との関わり