今回の感想を原作の情報をあえて無視して述べると「みんなで頑張ってバイトしてギター買おうとしたら、お金持ちがその幻想をぶち壊しました、めでたしめでたし」という解釈にしかならない。 その中で劇中の情報量の多さはその観点から見ればどこかおかしいものに映る。つまりは萌えアニメという単位でこの作品を観測すると、見せたいモノを曖昧に見えて、作画と背景とキャラの焦点が同じ方向に定まっていない為、作品の中心がぼやけて見える。面接官風に言うと「で、このアニメのアピールポイントは何ですか?」と問う感じ。この事に関しては、id:hapze-23_45氏が以下の引用部分以外にもさらに詳しく述べられているので、そちらを参考にしていただきたい。 確かにこの作品は映像演出はなかなか凝っている。だが凝った映像を褒めることが、この作品にとって名誉なことなのだろうか? つまり何が言いたいかというと、このハードな映像と薄いお話