三菱鉛筆は12月1日、「硬質色鉛筆」について「赤」以外の生産を年内に終了する予定を変更し、アニメーターによく使われている「橙色、黄緑、水色」についても当面の間生産を継続すると告知した。 「需要が見込まれると判断」したという。愛用者に対し、一時的な品薄と他の単色と12色セットの生産終了でご不便をお掛け致しますことをお詫び申し上げます。 硬質色鉛筆(「硬筆」とも)は通常の色鉛筆より芯が細くて硬いのが特徴で、グラフを書いたり、文字を書き込むといった用途に向く。三菱鉛筆は「販売数が製造単位に満たない状態が続いている」として、赤色を除く硬質色鉛筆の生産終了を告知していた。 だが愛用者がアニメ制作業界にとっては「非常に大きな問題」として、業界団体の日本アニメーター・演出協会(JAniCA)が対応に乗り出す方針を明らかにしていた。