虐待などにより親元で育てられない子供の養育里親について、大阪市が男性カップルを認定したことが5日、市への取材で分かった。厚生労働省は同性カップルの里親認定について「聞いたことがない」としており、全国初とみられる。 大阪市によると、昨年12月、市内在住の30代と40代の男性を養育里親と認定した。市は、養育する子供については詳細を明らかにしていない。 厚労省は里親委託に関するガイドラインを2011年に策定した。ガイドラインに基づき、各自治体で里親の認定について運用が進められている。
東芝は、傘下の原子力会社ウェスチングハウスが米連邦破産法11条の適用を申請した結果、2017年3月期の連結決算の赤字が最大1兆100億円となると明らかにした。 新たな損失が生じて赤字は従来予想の2倍以上になり、債務超過額も6200億円に膨らむ。穴埋めのため、稼ぎ頭である半導体事業を分社化し、株の半分以上を売却する計画だ。分離と株売却について、30日の臨時株主総会で承認を得たが、先にはいくつも難題が待っている。 米連邦破産法11条は、裁判所の管理下で企業を再建する道筋を定めている。自動車大手ゼネラル・モーターズも活用し、再生を果たした。 東芝にとっては、ウェスチングハウスを連結決算の対象からはずし、これ以上の損失計上を防ぐのに不可欠だった。ただし米国内の電力会社など債権者の承認が必要で、納得できる再建計画の提示が焦点だ。 そのうえで東芝は、現在80%を超える株式保有比率を下げるため、株を外部
毎日新聞は11、12両日、全国世論調査を実施した。大阪市の学校法人「森友学園」が小学校開設のため国有地を格安で取得した問題について、政府のこれまでの説明に「納得していない」と考える人は75%に達し、「納得している」は8%だった。安倍内閣の支持率は2月の前回調査から5ポイント減の50%、不支持率は同4ポイント増の31%。支持率は6カ月ぶりに下落に転じたが、なお50%台を維持している。 内閣支持層でも「納得していない」は69%を占めた。森友学園は10日、小学校の設置認可申請を取り下げ、自民党は関係者の国会招致に応じない構えだが、批判は収まりそうにない。安倍晋三首相の妻昭恵さんは小学校の「名誉校長」を引き受け、後に辞退した。これについて「辞退したが問題は残る」は58%で、「辞退したので問題はない」の23%を大きく上回った。
受刑中の男性から記者に届いた手紙には、「自分でも分からない」盗みの原因に苦しむ心境がつづられていた=2016年12月8日午後5時38分、一宮俊介撮影 5月下旬、青森地裁第5法廷。水色のワイシャツに迷彩柄のズボンをはいた被告席の高齢男性は、直立したまま裁判官の判決言い渡しを聞いていた。 「被告人を懲役5年に処する」 罪名は「常習累犯窃盗」。72歳で実刑判決を受けた男性被告の「罪」は一見、軽微に思える内容だった。今年3月11日、青森市内の100円ショップでパン2個とスプーン1本を盗んだ。それが判決として認定された内容だ。商品3点の合計金額はわずか324円。だが実刑には理由がある。 この男性は2011年、同じく常習累犯窃盗で懲役4年6月を言い渡された。刑務所に服役し、刑期満了で出所したのが今年1月。そのわずか2カ月後に、再び窃盗行為に及んだ。 この記事は有料記事です。 残り1317文字(全文16
左側にクランク そのまま市道300メートル直進 福岡市博多区の原三信(はらさんしん)病院にタクシーが突っ込み10人が死傷した事故で、自動車運転処罰法違反(過失傷害)容疑で逮捕された松岡龍生容疑者(64)が病院の南東から市道を約300メートル直進し、事故を起こしたとみられることが捜査関係者への取材で分かった。現場の約60メートル手前から急加速したとの目撃情報もあり、現場にブレーキ痕はなかった。福岡県警はドライブレコーダーなどから当時の走行状況を解析し、運転ミスと車両の不具合の両面から事故原因を調べている。 捜査関係者によると、松岡容疑者は「事故前に近くの公園のトイレに立ち寄ってから病院方面に向かった」と供述しているという。このため松岡容疑者は同市博多区下呉服町の浜口公園から北西の病院方向に向かって市道を約300メートル直進したとみられる。この市道は病院東館の前で左側にクランクしているが、タク
閏月決まらず 大安に結婚式、友引は葬式を避ける……。日本の風習に深くかかわる「六曜」だが、そのもととなる旧暦が、2033年夏から34年にかけて白紙になる恐れが出てきた。これまで自動的に計算できたルールに微妙なズレが生じ、適用できなくなるのだ。17年も先の話とはいえ、冠婚葬祭業界はやきもきしている。【柴沼均】 寺院の専門誌「月刊住職」は今年1月号で「友引が決まらない『旧暦2033年問題』とは一体なぜか」を特集。「『おたくは友引なのに葬式出すの?』『え、うちのカレンダーだと大安ですよ』と、統一見解がまとまらないと大混乱がありうる」と憂慮する記事を掲載した。「葬儀が他の日よりも少ない友引に会議などを設定する住職が多い」と会議日程が決められず、組織運営に支障が出る可能性も心配する。
安倍晋三首相(手前)と会談するフィデル・カストロ前国家評議会議長=キューバ・ハバナで2016年9月22日、アレックス・カストロ氏提供 【サンパウロ朴鐘珠】1959年にキューバ革命を実現し、世界の左翼運動に強い影響を与えたフィデル・カストロ前国家評議会議長が25日、死去した。90歳だった。死因は明らかになっていない。弟のラウル・カストロ国家評議会議長が国営テレビで明らかにした。カストロ前議長は2006年に腸の手術を受け、08年に約30年間務めた議長職を引退。議長を継いだラウル氏を中心とした集団指導体制が固まっており、キューバ国内ではカストロ氏死去に伴う大きな混乱はないとみられる。 ラウル氏は「キューバ革命の最高司令官が今夜(25日夜)午後10時29分(日本時間26日午後0時29分)、死去した」と発表した。カストロ氏追悼の国民集会が28、29日にハバナの革命広場であり、東部サンティアゴデクーバ
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