【パリ=白石透冴】仏製薬大手サノフィは11日、米ワクチン中堅プロテインサイエンス(コネティカット州)を買収すると発表した。関連費用も含めた買収総額は7億5千万ドル(約850億円)。寡占化が進んだワクチン市場で利益を固めるため、サノフィはグローバルでインフルエンザ向け製品群を広げる機会をうかがっていた。プロテインサイエンスは1983年創業で、ワクチンやバイオ医薬品の開発を手掛ける。主力製品は組み
富士フイルムホールディングス(HD)が子会社の富士ゼロックスと年内にも管理部門を統合する。グループの成長を引っ張ってきた富士ゼロックスは独立心が強いことで知られるが、同社の会計不祥事を受け、富士フイルムHDは経営を任せてきた方針を転換する。人事権を含めて経営を掌握して名実ともに傘下に入れる方針。成長を目指してM&A(合併・買収)で手に入れた子会社の統治が、日本企業の盛衰に直結する経営課題に浮上し
【ニューヨーク=平野麻理子】米有力百貨店ノードストロームは8日、大株主である創業家が同社の非上場化の可能性を模索していると発表した。会長や共同社長を含む創業一族がMBO(経営陣が参加する買収)を実施し、他の投資家が所有する株式を買い取ることを検討している。会社はMBOの正式提案をまだ受けていないという。非上場を模索するグループには、ブルース・ノードストローム名誉会長やブレイク・ノードストローム
【ニューヨーク=山下晃】世界の企業買収ファンドが相次いで過去最大規模の資金を調達している。米コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)や英CVCキャピタルパートナーズなどが100億ドル(1兆1000億円)超の資金を集めた。運用難に悩む機関投資家が高利回りを求めて資金をシフトしているためだ。巨額の資金を裏づけに積極的に企業買収を仕掛けるファンド勢がM&A(合併・買収)市場で存在感を増してきた。欧
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く