松沢成文・次世代の党幹事長 自民党の若手勉強会での発言について、評論家である百田(尚樹)さんがどこで何を言おうと、これは評論家の表現の自由だから当然だ。ただ、自民党の国会議員は政権与党で権力を行使できる立場にいる。そういう方々が、自分たちの政策がうまくいっていないことをメディアに責任転嫁するのは、言語道断であり本末転倒だ。 とはいえ、この件について総理が謝罪することはないと思う。(自民党)青年局長の木原(稔)さんを更迭するというのもちょっとやりすぎだ。事前に幹事長室に届けていたのに、内容が悪いから更迭というのはちょっと行き過ぎだと思う。 今回、自民党の若手議員の発言で、安全保障関連法案の審議時間が費やされている。野党がこういう問題に触れないとは言わないが、こういう問題に時間を費やすのではなく、法案の中身に対する議論を徹底してやっていきたい。こういう問題で審議の時間を長く使うべきではない。(