2008年から2009年にかけ、世界全体で事業所数は1%増加し169,000事業所となった。アジア・太平洋地域が55%、欧州が28%、北米が12%を占めている。 日米英が事業所の数の上でトップ三か国であり、世界の事業所数の計72%を占めている。 「派遣会社に対する事業所」の割合は国によって相当違いがあり、イタリアのように一社34.1事業所といった膨大な国から、ドイツのように一社1事業所以下といった国もある。この違いは、広域のネットワークをもった数少ない規模の大きな派遣会社によって特徴づけられた、イタリア労働者派遣市場の寡占化状態ということで説明できる。一方対照的に、かなり分化した市場もあり、ドイツで言うと、しばしば単一地域でのみ経営していることで、派遣会社数が多くなっていることで特徴づけられている(先の数字に影響を与えている活動休止中・活動自粛の派遣会社が多いこともあるが、ドイツの派遣会社