「すべての訪問者は、日本軍兵士がいかに勇気があり命をささげたかを語るべきだ」…第二次大戦のニミッツ提督の言葉が残る日米の激戦地・ペリリューに「いま米軍が今戻ってきている理由」 G7広島サミット直後の5月22日、米国は、パプアニューギニアと防衛協力協定に署名した。 パプアニューギニアのニューブリテン島には、第二次世界大戦中、米軍の西進を長く食い止めた旧日本軍のラバウル航空基地があった。中国も最近、太平洋島しょ諸国の戦略的価値に注目し、パプアニューギニアのお隣のソロモン諸島と安全保障協定を結ぶなど、情勢が活発に動いている。 この同じ太平洋島しょ地域、パプアニューギニアの近くに、太平洋戦争の最終盤において日米両軍の激戦地となった島、ペリリューがある。現在、ここに米軍が戻ってきている。 現地ルポを前編『「日本軍『全滅必至の戦い』が米軍の『日本本土進攻作戦』の決行を食い止めた」…米中のかけひきが激し