ブックマーク / geopoli.exblog.jp (8)

  • 日本はアメリカに「ハシゴを外された」のか? | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部はまたしても朝から快晴です。相変わらず気持ちいい天気が続きますね。それにしても日差しがずいぶんと傾いてきたような気が。 さて、引き続き中国の「防空識別圏」の設置宣言について少し。 北京政府がこれをなぜこれを突然行ったのかについては、すでにメディアで様々な憶測や分析がなされているのでここではあえてやりませんが、私が個人的に感じたのは、「いずれはと思っていたが、こんな唐突に、しかもこんな大胆にやってくるとは」というものでした。北京政府が東シナ海における軍事バランスの現状に不満を持っており、この現状を打破してくるのは確実だと思っていたからです。 ただし国際政治に「絶対」というものはなく、しかもそれは常にサプライズに満ちているものですから、ブログをお読みような方々は、このようなサプライズには決して驚かされたような人々はいないと思います。 ここで戦略論の教訓から言える大事なことは「ど

    日本はアメリカに「ハシゴを外された」のか? | 地政学を英国で学んだ
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2014/05/07
    "これを具体的にいえば、「財務省」が媚中、「国務省」がやや反中、そして「国防省」(ペンタゴン)が超反中だというのです。" →既出だけど、媚米、反米、超反米、しかない世界観のどこか"リアリズム"なんすかね?w
  • 日中衝突は第一次大戦前夜・・・ではない! | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は午前中は曇りがちだったのですが、午後から日が差しております。 北朝鮮が「核実験」をしましたねぇ。気な国というのはなんでもできるという一つの好例のような気が。必死が伝わってきますが、またしても日は何もできず、と。 さて、先日のエントリーでもお伝えしました、日中紛争が第一次世界大戦前夜だというFTの記事の指摘にウォルトが反論しておりますのでその要約を。 この記事の存在はちゃんきりさんに教えてもらいました。 ==== よい知らせ:第一次大戦は過去のことでもう二度と起こらない by スティーブン・ウォルト ●ギデオン・ラックマンは国際政治について優れた論文を書くコラムニストであり、FT紙を購読する一つの理由足りうる人物でもある(それに比べてウォールストリートジャーナル紙は煽り記事がひどくて読めたもんだじゃない)。 ●したがって、彼が最近FT紙に書いた東アジアにおける日中衝突に関

    日中衝突は第一次大戦前夜・・・ではない! | 地政学を英国で学んだ
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2014/01/23
    "当時のドイツ首相…はオーストリアのフェルディナント大公の暗殺を「予防戦争」を発動するための口実にしようとしたのであり、これはドイツのリーダーたちが長年温めていた構想" →ウォルトの"1914"論。
  • 韓国はなぜ戦略を失敗するのか | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は昼前から晴れてきまして、午後はスッキリ快晴に。日差しは真夏ですね。 さて、この記事を書いている現時点で、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が中国を訪問中です。この話題について少し。 韓国の歴代大統領は、就任してからまず同盟国であるアメリカや日に先に訪問するのが建国以来の「恒例」になっていたわけですが、朴大統領はアメリカの後に、今回初めて中国を訪問しております。 (FNNより) ※参考記事※ http://sankei.jp.msn.com/world/news/130627/kor13062707300000-n1.htm このような動きというのは、普段、国際政治を分析する者にとっては、少々不可解な動きに見えます。 というのも、普通の地政学の考え方からすれば、韓国は今まで通りに、アメリカと日との安全保障的な結びつきを強め、北朝鮮を牽制しながら、中国を警戒するような動きを見

    韓国はなぜ戦略を失敗するのか | 地政学を英国で学んだ
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2013/06/29
    "普通の地政学の考え方からすれば…アメリカと日本との安全保障的な結びつきを強め…中国を警戒するような動きを見せなければならない" →地政学に体系的な欠陥があるのか 単に地政学者がアレなのか、どっちかだろw
  • エアシーバトルで中国を手なずけられるか? | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は、朝から曇っておりましたが、いまは晴れて来ました。 さて、久々に安全保障関連の記事の要約を。書いたのはイギリス人の若手研究者ですが、なかなか鋭い分析をしております。 ==== 最高の国防は「対話」にあり By ウォルター・ラドウィグ ●米国務省の「日米安保は尖閣に適用できる」という声明発表と、時期を同じくして行われたレオン・パネッタ米国防省長官の北京訪問は、米中間で高まりつつある、アジアにおける軍事プレゼンスの緊張を見せつけることになった。 ●この状況では、中国側はアメリカに対抗しようとしており、国防戦略が外交に絡んでくると危険な「勘違い」が生じやすくなる構造も浮き彫りになっている。 ●オバマ政権のアジアにおける「軸足」の根拠となる米軍の軍事戦略は、国防省内では「エアシーバトル」として知られている。 ●この戦略は、海・空軍の長距離機動投射能力を使って、潜在的な敵国が米軍を「

    エアシーバトルで中国を手なずけられるか? | 地政学を英国で学んだ
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    haruhiwai18 2012/11/01
    "人民解放軍のかなりの数が国境や治安維持…に使われ""アメリカ人は、米軍が世界の国際秩序を…維持する…役割を果たしていると考えがち" →毎日 米中両防衛トップがホットラインで1時間以上会話すべきw /http://p.tl/0mPG
  • 無人機と民主制度 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部はまたまたよく晴れました。気温は相変わらず真冬ですが、昼間はなんとなくしのげる感じが。 さて、久しぶりに記事の要約を。私が関心を持っているテクノロジー戦争の変化についての興味深い記事を。 ==== 民主制度に攻撃する無人機 by ピーター・シンガー ●民主制国家では、歴史的に戦争と国民の間に深い絆があった。 ●ところがアメリカの最近のテクノロジーの変化のおかげで、この絆に大々的な変化が起こっている。 ●10年前にはロボットが戦争を戦うというのはハリウッド映画に出てくる単なるファンタジーだったが、いまはそれが現実になっている。 ●現在の米軍は、無人機を7000機もっており、地上には12000機の軍事ロボットが活躍している。 ●去年の2011年には、このようなロボットが6カ国で攻撃を行っているのだ。 ●われわれはもう宣戦布告をしていない。最後に議会がこれを行ったのは一九四二年で

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    haruhiwai18 2012/02/25
    "現在アメリカで従軍しているのは人口のたった0・5%""空軍は…有人…のパイロットの訓練よりも、無人機のパイロットの訓練のほうを遥かに多く増やしている" →あとは陸軍と海軍だが 今後どうなるか・・・
  • 地政学を英国で学ぶ : 首切り戦略:その2

    ↑新刊:戦略の格言↑ イギリスでの留学生活を実況生中継。今日のイギリス南部はまたスッキリとした快晴の一日。しかし気温はぐっと下がって、日の明るさとは反対にけっこう涼しい。 長崎やアメリカで銃撃事件が起こって大ニュースになっておりますが(ヴァージニア工科大学には批判地政学の有名な学者がおりますが)、そんな中、私は昨日、毎月恒例のロンドンで行われる日人ビジネスマンを中心とした勉強会に参加してきました。 今回の発表者は日の某大物政治家の娘さんで、彼女は政治家の家族とはどういう家族なのかをくわしく教えてくれました。しかし実感したのは「政治家の家族は大変なんだなぁ」ということ。結局は一般人が一番幸せではないか、ということです さて、「首切り戦略」についてまた少し。 この戦略、たしかにテクノロジーだ大好きなアメリカで受け入れられやすいものですが、その源流はイギリスが第一世界大戦の直後に、植民地防衛

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    haruhiwai18 2010/12/13
    "この論争は空軍関係者や政府高官などの間では…首切りを支持するものが多いのですが、国際関係論の学者(…)の間では明らかにペイプの支持をするもの、という風にハッキリとわかれ" →斬首戦略も立場で、反応違う
  • 中国の海洋戦略:最近の動向 | 地政学を英国で学んだ

    今日の甲州は朝からよく晴れまして、かなり初夏の陽気でした。もう昼間は夏みたいですね。 さて、この前のエントリーでウォルトが指摘していた、NYタイムズに書かれた中国の海洋戦略に関する記事をひとつ。 ちょっと長いですが、またいつものようにポイントフォームで。 =================================== Chinese Military Seeks to Extend Its Naval Power By EDWARD WONG ●軍関係者によると、中国軍は中東の石油積み出し港から(米国海軍が長年支配している)太平洋の洋上路まで、自国の沿岸を遥かに越えて海軍力を投射しようとしているという。 ●中国はこの新しい戦略を「遠洋防衛」と呼んでおり、長距離移動能力をつけるスピードの早さは海外の軍事関係者を驚かせている。 ●この新しい戦略は昔からある台湾をめぐってのものや中国沿岸

    中国の海洋戦略:最近の動向 | 地政学を英国で学んだ
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    haruhiwai18 2010/12/05
    「米海軍286隻の戦闘用艦船と3700機もの海軍機を持っており、しかも船ごとに比べても質的には中国のものよりははるかに勝るものだ」 →中国の軍事力は相変わらず要注意だが、まだ現実的にはこんな感じ。
  • 地政学を英国で学ぶ : マハンのような「名著」の書き方

    今日の甲州はよく晴れたのですが、午後から雲がみるみる増え始め、夕方には雨になりました。 キルギスでクーデターが起こったり、アフガニスタンでカルザイが反米的な発言したり、アメリカロシアと核削減交渉したりと地政学的な話題にことかかない毎日ですが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。 さて、久々に地政学の理論家であるアルフレッド・マハンについて少し。 マハンの主著である『海上権力史論』の中の最初の章にある、有名な「シーパワーの六つの理論」は盗作である可能性が極めて高い、というのは、少しマハンを読んだことがある方々ならすでにご存知のことかと思いますが(ちなみに元ネタと思われる1882年のプロシーディングス誌に掲載された論文を書いたのはウィリアム・グレン・ディヴィッドという人物)、今日それに関して資料を調べていた時に面白い記述を発見。 それは、「なぜマハンの著書はそれほどポピュラーになったのか」と

    地政学を英国で学ぶ : マハンのような「名著」の書き方
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2010/08/04
    "それが必ずしも学術的なものではない(マハンの本は歴史本だが二次資料しか使っていない)というところもミソかと" →マハンが売れた理由。なるほど。でも、マハン読みますよ。
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