ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (12)

  • サンタの歴史:聖ニコラウスが今の姿になるまで

    サンタクロースは、昔からずっと「太って眼鏡を掛けた赤い服のおじいさん」というわけではなかった。(PHOTOGRAPH BY CLASSICSTOCK/CORBIS) クリスマスイブに、世界中を飛び回って贈り物を届けるサンタクロース。だが、サンタが歴史の中でたどってきた道のりは、一晩限りの世界一周よりはるかに長く、わくわくさせられる。 サンタクロースは地中海沿岸で生まれ、北欧全域で発達し、やがて米国に至り、現在おなじみの姿になった。サンタとは誰なのか。彼はどうやってここまでやって来たのか?(参考記事:「クリスマスの歴史とトリビア」) 聖ニコラウスの顔を再現する試み サンタの起源は3~4世紀に生きていたギリシャ人司教、聖ニコラウスだ。この人物の描かれ方はかなりばらつきがあるが、赤ら顔に白いひげのおじいさんという、今日のサンタクロースの風貌に近いものは1つもない。聖ニコラウス人の外見に関して最

    サンタの歴史:聖ニコラウスが今の姿になるまで
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2020/07/23
    "「祝祭の様子は、屋外で浴びるように酒を飲む、町や村を挙げての荒々しいどんちゃん騒ぎでした」""「英国イングランドでも似たようなものでした。…」" →米国建国期のクリスマス。/ソ連とクリスマスの話とか面白
  • 中国の野生動物取引はどうなる?「なんでも食べる中国人」は神話

    中国、深センの野生動物市場で生きた爬虫類や哺乳類を売る人々。中国では54種の野生動物が用として合法的に取引されている。新型コロナウイルス感染症の流行は生きた野生動物の取引に世界の目を向けさせた。(PHOTOGRAPH BY AFP, GETTY) 2019年9月、中国、北京近郊の農場の納屋に多数の生きた鳥が隠されているのを、環境保護団体が発見して警察に通報した。 鳥たちは違法に捕獲されたもので、中国南部の中華料理店や市場に売られることになっていた。警察は約1万羽の鳥を没収して放したが、その中には、シマアオジという絶滅危惧種も含まれていた。シマアオジが近年激減している主な理由は、一部の中国人が好んで用にしているからだ。 1月30日に世界保健機関(WHO)が国際的な緊急事態とした新型コロナウイルスの感染拡大が、さまざまな野生動物を売っていた武漢の市場から始まったことで、中国での野生動物の取

    中国の野生動物取引はどうなる?「なんでも食べる中国人」は神話
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2020/02/01
    "広州では回答者の83%が過去1年間に野生動物を食べていたが、上海では14%、北京ではわずか5%だった。さらに、全国の回答者の半数以上が野生動物を食べるべきではないと答えていた。" →まあ、こんなもんだわな
  • 天然ガス、CO2排出量の削減効果低い

    天然ガス掘削装置が点在する米ワイオミング州の風景。最新の研究によると、石炭の代わりに天然ガスを多く 発電に使用しても、温室効果ガス排出量の減少効果はあまりないという。 Photograph by Joel Sartore / National Geographic 最新の研究によると、発電のためのエネルギーを石炭から天然ガスへ転換してもアメリカの温室効果ガス排出量を大きく減少させることはできず、むしろわずかに増加させるおそれもある。その原因のひとつは、再生可能な無炭素エネルギーの使用の妨げになるためだという。 近年天然ガスの使用拡大によって、アメリカの二酸化炭素排出量は減少してきていると広く評価されている。 しかし今回発表された研究で、2013年から2055年に天然ガスを使用することで削減できる電力部門の累積排出量 はたった9%にすぎないことが分かり、この程度の減少では気候変動に有意な効果

    天然ガス、CO2排出量の削減効果低い
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    haruhiwai18 2019/12/16
    "天然ガスの供給が豊富だと、「再生可能エネルギーが経済的な競争力を付けるのに必要な数十年以内という時 間を遅らせてしまう」と研究者たちは" →天然ガスがかえって、再生可能エネルギーの開発を遅らせる可能性
  • 海水飲めないウミヘビ、水分補給の謎の一端を解明

    コスタリカ、ドゥルセ湾の入口付近の海面で休むセグロウミヘビ。(Photograph by Brooke Bessesen) 多くのセグロウミヘビは、一生を海の中で過ごす。めったに陸には上がらない。上陸したとしても、船を漕ぐパドルのようになった尾と、縦に平たくなった体のせいで這うことが難しく、陸では脆弱だ。猛毒を持つ彼らは、広く世界中の海に生息し、海流に乗りながら水面近くの魚を捕する。(参考記事:「セグロウミヘビ、「漂流」で太平洋を横断か」) 他の爬虫類と同じように、セグロウミヘビも生きるために水を飲まねばならない。しかし、常に海水に囲まれた状態で、一体どうやって喉を潤すのだろうか? 2月7日付けの学術誌「PLOS ONE」に、その謎の一端を解き明かした研究が発表された。(参考記事:「“2つの頭”を持つウミヘビ」) セグロウミヘビはかつて、周囲の海水をそのまま飲むのだと思われていた。「教科

    海水飲めないウミヘビ、水分補給の謎の一端を解明
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    haruhiwai18 2019/02/21
    "雨が降ると海表面の塩分濃度が下がり、一時的に、海水と混ざらない淡水の層のようなものができる。""何カ月にも及ぶ水なし生活の後、初めて水分補給ができる。" →そんな生活、うみつかれないのか。
  • 中南米に残るジャガー信仰、人をのみ込む秘薬

    自動撮影カメラがとらえた、生後10カ月ほどの幼いジャガー。幼い頃から母親について、木に登る練習をする。ここ、ブラジルのパンタナール大湿原は世界最大の熱帯湿地で、彼らに残された最後の生息地の一つだ。PHOTOGRAPH BY STEVE WINTER 南米ペルーのジャングル。儀式を始めるに当たり、シャーマンのマエストロ・フアン・フロレスは、使い古しのペットボトルに、マルバタバコの煙を吹きかけた。ペットボトルの中の液体は、飲む者をジャガーの精霊の世界へと導く秘薬だと信じられている。 この草ぶきの小屋が立っているのは、地元で「煮えたぎる川」と呼ばれる、熱水が流れる川のほとり。儀式には、米国、カナダ、スペイン、フランス、アルゼンチン、ペルーから、28人が参加していた。難病を治してもらいたいという人もいれば、生きる指針を探しに来た人、非日常的な世界をひと目見たいとやって来た人もいる。 この一帯は、野

    中南米に残るジャガー信仰、人をのみ込む秘薬
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2017/12/01
    "中南米に残るジャガー信仰、人をのみ込む秘薬 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト" →ミックジャガー(書いてみただけ)/とりあえず、ジャガーさんとミック・ジャガーの対談は観たい(こなみ
  • 第5回 世界の主流は「薬物の非犯罪化」

    では、覚せい剤の乱用が他の違法薬物と比べて高水準で推移し、なかなか減らない。検挙者ではなく、逮捕されていない乱用者を含んだ統計はないが(把握できていないのだから当然だ)、乱用者の数はおそらく数十万人におよぶのではないかという見積もりもある。違法ではないアルコールについては、明らかにそれでは済まないだろう。 治療のことを書いた後で、では、治療をしなければどうなるのか、という点に触れておきたい。薬物依存という病気の転帰(行き着く先)は、知っておいた方がいいと思うのだ。 「やっぱり依存症の人たちの死亡率はすごく高いです。中でも死因として、アルコールの場合には死因のトップ2は肝硬変と心不全です。3番目は自殺なんですね。他の薬物の場合は、アルコールほど体はボロボロにならないんですけど、やっぱり一番多いのは、事故だか自殺だかよくわからないパターン。もちろん自殺も多いですよ。他のメンタルヘルスの問題

    第5回 世界の主流は「薬物の非犯罪化」
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2017/05/10
    "警察よりも、むしろ、治療の専門医につなげてほしいということになるが、今は専門医が不足""国際的には、犯罪とか刑罰ではなくて健康問題として見直そうっていう考え方が主流" →まだまだ遅れ気味な日本の対策(小波
  • 第3回 覚せい剤の乱用文化は日本起源だった

    さんが所属する国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所は、研究所とはいえ、病院も併設しており、松さんは臨床の仕事をしつつ、治療プログラムの開発と普及を行う立場だ。 治療対象は、もちろん、流行り廃りはありつつも、覚せい剤依存が一番大きなものだという。お話を伺った2017年2月末の時点では、7割方が覚せい剤とのことだった。 ここまで乱用される覚せい剤には、どんな背景があるのだろうか。 「実は、覚せい剤、つまりアッパー系の元気が出るいけない薬物は、ほとんど日独自の乱用文化だったんです。1800年代の終わりに東京帝国大学の薬学部の教授が、喘息の薬として開発したものですし、戦前ではうつ病の治療なんかにも使われていました。第二次世界大戦中には、軍需工場で夜通し働かせたり、神風特攻隊の人たちがそれをキメて突っ込んでいったり、軍需品として使われました。戦争が終わってその軍需品が放出される中で、

    第3回 覚せい剤の乱用文化は日本起源だった
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    haruhiwai18 2017/04/12
    "覚せい剤、つまりアッパー系の元気が出るいけない薬物は、ほとんど日本独自の乱用文化""第二次世界大戦中には、軍需工場で夜通し働かせたり、神風特攻隊の人たちがそれをキメて" →この後も面白い良記事。
  • 第5回 「男脳」「女脳」のウソはなぜ、どのように拡散するのか

    さんは東大教養学部がある駒場キャンパスの准教授なので、大学に入ってほやほやの1年生の講義を受け持つことがある。その時のエピソードをもって、まず想像してほしい。 「駒場の1年生の心理学の講義で、最初にやるんですよ。血液型性格判断がいかに正しくないか、科学的じゃないか。でも、結構な数の子があれでショックを受けちゃうんですよね。今まで信じてましたって。でも、サイエンスとしての心理学の講義をとる以上、そこのところはちゃんとしてほしいです。血液型性格判断は、もう100パーセント非科学的なんですけど、ただ、血液型性格判断を信じてしまう人の心理っていうのは、おもしろい研究対象ではありますね」 血液型性格判断については、もう信奉する人が度を越していて、ぼくもうんざりなので、四さんのこの姿勢には大いに共感する。それが「正しくない」「科学的じゃない」理由については、稿のカバーする範囲ではないと思うの

    第5回 「男脳」「女脳」のウソはなぜ、どのように拡散するのか
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    haruhiwai18 2017/02/17
    "現在の知見…男女の脳に違いはない""最も差が出るテストでも、男女の平均の差よりも個人差のほうが明らかに大きい""自分の研究がすぐに「神話」に組み込まれてしまう可能性と常に隣り合わせ" →学者はつらいよ
  • なぜブルキニは禁止でビキニは良いのか

    米国ハワイ州ホノルルのワイキキビーチで、女性たちがサーフボードの前に立っている。1938年の『ナショナル ジオグラフィック』誌に掲載された写真。日に焼けた脚をあらわにしている姿がとても現代的だ。この数十年前には、女性たちはビーチでもストッキングをはいていたと思われる。(PHOTOGRAPH BY RICHARD HEWITT STEWART, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) ビーチに繰り出したいフランスのイスラム教徒の女性たちには、つらい夏だったことだろう。 全身を覆うイスラム教徒の女性用の水着ブルキニの着用を禁止する条例に対し、フランスの最高裁にあたる国務院が違憲とする裁定を下したにもかかわらず、複数の自治体が依然として罰金を科している。 一部で指摘されているように、ブルキニはフード付きのウェットスーツと大差ない。つまり、ブルキニをめぐる見解の相違は、ブルキニ

    なぜブルキニは禁止でビキニは良いのか
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    haruhiwai18 2016/09/07
    "ルービン氏もその記事で、イタリアでビキニが禁止された歴史と、フランスのニースの警察が1人の女性にブルキニの一部を脱ぐよう命じた最近の出来事とを対比させている。 " →歴史は繰り返す(水着であっても)
  • リョコウバト、100年ぶりの復活へ

    リョコウバトは乱獲が原因で絶滅した。写真は最後の1羽となったマーサ。ワシントンD.C.にあるスミソニアン協会アメリカ自然史博物館所蔵の剥製標。 Photograph by Robb Kendrick / National Geographic Creative 100年前の9月1日、かつて強大な勢力を誇っていた1つの種が絶滅した。シンシナティ動物園で飼育されていたリョコウバトのマーサが29歳の生涯を終えた日だ。 1800年代半ばまで、耳をつんざくような声で鳴くリョコウバトの群れがアメリカの東半分に何十億羽も生息していた。ところが、人間にはかなわなかったようで、急激に進歩した技術によってものの数十年で絶滅まで追い込まれた。 絶滅から100年が経過した現在も、リョコウバトは象徴的な存在であり続け、技術的な偉業を目指す人々にひらめきを与えている。遺伝子工学やクローニングを組み合わせ、絶滅したリ

    リョコウバト、100年ぶりの復活へ
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    haruhiwai18 2016/07/17
    "個体数が多いからといって絶滅の心配はないと考えるのは間違っている。""個体数が数十億の種にも生物学的な弱点はあり、そこを突かれれば人間の圧力に負けてしまうかもしれない。 " →"アキレス腱"案件
  • 専門家に聞く、「イスラム国」遺跡破壊のねらいは?

    ISはイラクの文化遺産の一つ、古代ニムルドの遺跡を爆破する動画をインターネット上に公開した。(Photograph by AFP/Getty) 4月11日、ある動画がソーシャルメディアに投稿されると、ニュースは瞬く間に世界中へ配信され、国際社会から非難が集まった。だがこれは、過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)がねらった通りの展開と言っていい。 約7分間の動画には、ISの戦闘員がハンマーやブルドーザー、爆発物で古代遺跡を破壊する様子が映っている。専門家らはこの遺跡を、アッシリア王が紀元前9世紀に古代都市ニムルドに建てた北西宮殿と特定した。 ISがハンマーやブルドーザー、爆薬を使ってイラクの古代都市、ニムルド遺跡を破壊する様子を映した動画。インターネット上で公開された。 今回の動画に映っている破壊行為があったのは、おそらく3月中旬から4月初旬の間と考えられる。動画では

    専門家に聞く、「イスラム国」遺跡破壊のねらいは?
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    haruhiwai18 2015/04/23
    "世界の人々は古代の偶像を破壊されると怒るが、あなたたちのことはどうでもよいのだ。あなたたちのモスクや生活への影響について、世界は真に案じてくれているか?" →"バーミヤンの大仏"案件(こなみ
  • 第6回 失われる生物多様性 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    「海の生き物の数や種類なんて、どうして気にしなきゃならないんですか?」 「あんなくねくねした気味の悪い生き物、いったい何の役に立つんですか?」 「恐竜もマンモスも絶滅したし、今じゃリョコウバトだっていなくなった。それでも地球は回っているじゃないですか」 「サメやクジラが消えたら何が変わるというんですか? サンゴ礁だって、別になくてもいいじゃないですか?」 私たちが海の生物についていかに知らないか、ここ50年で海の生物がいかに失われてきたかを世界中で訴えている私は、上のような質問をたびたび受ける。けれども、私たちが失いつつあるのは個々の種だけではない。まだ名前もつけられていない、自然のなかでの位置づけもわからない、たくさんの生き物たちが棲む生態系全体が失われつつある。 こうした質問への最善の答え方は、逆にこう聞き返すことだ。 「それなら、火星に引っ越してみたらいかがですか? あそこならくねく

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    haruhiwai18 2012/09/20
    "生物はその多様性が少ないほど、病気や気候の変化などによるダメージを受けやすい""生物多様性…は…個々の生物間の相互作用までも含めた生命体の集まり全体" →生物多様性は "可哀相"だから守るのではない、の話。
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