ブックマーク / taniguchi.hatenablog.com (9)

  • 「集団的自衛権祭り」への冷ややかな雑感 - 法哲学/研究教育余録

    衆院憲法審査会での憲法学者による違憲発言以来、「集団的自衛権祭り」とでも言うべきものが活況を呈しているが、ともすれば強力な磁場に捉えられ、「友/敵」的かつ不毛な議論になりがちなところ、以下、備忘を兼ねて twitter で記したものなども含め記し留めておく。 6月15日(月)「報道ステーション」が、安保関連法案について、判例百選の執筆者198人に対して行ったアンケートの結果を公表し、うち151人が回答。個人的には、198-151=47人に目が行ったが、あら、四十七士とは・・・アンケート結果は以下の通りである。 報道ステーション このアンケート、違憲判断を示した者のうち原理主義的護憲派(そもそも自衛隊の存在自体が違憲)は、どれくらい居るのだろうか、とも。長谷部流の修正主義的護憲派(自衛隊+安保条約=合憲)と、その間には来、大きな溝があるはずだろう。 追記だが、長谷部氏の現在の立場は、199

    「集団的自衛権祭り」への冷ややかな雑感 - 法哲学/研究教育余録
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2015/06/16
    "苅部直の「新しくない憲法の話」も参考になる" →話にならんw http://bit.ly/1MI21rc/あと、ガチリベラリスト井上達夫なら、今の政権のやり口に失格の烙印を押すだろw/とりあえず、http://bit.ly/1MIXh4r
  • 希少な資源としての権力の育て方--砂原庸介『民主主義の条件』 - 法哲学/研究教育余録

    民主主義の条件 作者: 砂原庸介 出版社/メーカー: 東洋経済新報社 発売日: 2015/03/27 メディア: 単行 この商品を含むブログ (5件) を見る 巷では第18回統一地方選挙が繰り広げられているが、日、折よく砂原庸介『民主主義の条件』(東洋経済)を読了した。とても読みやすいだが、だからこそ著者の苦心が偲ばれ、また自分が書く際の参考にもなった。 ひと言で書の肝は何か?と聞かれたら、多分それは「多数派のつくり方」であって、そこでは「政党」が重要な役割を果たすことになる。もっと言うと、これは「選挙(制度)」に関する、じつに簡にして要を得たで、これまで出ている選挙関係の一般向け書籍の中では、簡明さと精確さを兼ね備えた点で、群を抜いている。 法学部で学んでいる人は「選挙」とか「政党」と聞くと「一票の格差」とか「八幡製鉄事件」とかを個別バラバラに想起するだろうが、このを読めば、

    希少な資源としての権力の育て方--砂原庸介『民主主義の条件』 - 法哲学/研究教育余録
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    haruhiwai18 2015/05/13
    "ごく一部の支持によって当選出来るとなると、どれだけひどい議員であっても、「選挙で落選させる」という脅しが効きにくくなり" →中選挙区制のデメリットw/単記制ではなく連記制にすればよかったのに(こなみ
  • 鈴木静男『物語 フィリピンの歴史』メモ - 法哲学/研究教育余録

    物語 フィリピンの歴史―「盗まれた楽園」と抵抗の500年 (中公新書) 作者: 鈴木静夫 出版社/メーカー: 中央公論社 発売日: 1997/06 メディア: 新書 購入: 1人 クリック: 57回 この商品を含むブログ (6件) を見る 1)先スペイン期 ●サンスクリット系の文字が存在:「残念なことに、このフィリピン版の竹簡や葉簡は、熱帯の暑気に耐えられず、すべて自然の姿に戻ってしまった」[4] ●フィリピン人の“出身地”はマレー世界/7世紀半ばにスリウィジャヤ王国/対岸のベトナムでは1世紀頃から扶南王国 ●1990年、ラグナ銅板碑文(Laguna Copper-Plate Inscription:LCI)が出土。碑文の文字はサンスクリット系の「早期カウィ文字」 ●1494年のドリデシリャス会議(スペインとポルトガル/地球の東西分割) ●マニラの語源=「マイニラッド(Maynilad)」

    鈴木静男『物語 フィリピンの歴史』メモ - 法哲学/研究教育余録
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    haruhiwai18 2015/05/13
    "フィリピン大学時代のマルコスは、法学部切っての秀才とうたわれ…誰もマルコスのすることに口を出せなかった理由がこれだ" →岸信介感がある(こなみ/ホセ・リサールといえば日比谷の銅像:http://bit.ly/1KFZKMa
  • 哲学者の朝の祈りは新聞を読むことである(?) - 法哲学/研究教育余録

    大昔、井上達夫先生の講義を聴いていた際、ヘーゲルの言葉として「哲学者の朝の祈りは新聞を読むことである」という言葉を耳にした記憶があり、とても良い言葉だと思い、ずっと覚えていたのだが、ふとヘーゲルが何の中で書いてる言葉なんだろう?と思い、調べてみた。 私はドイツ語にはそれほど堪能ではないので、まず英語で調べてみると以下を見つけることが出来る。やはり有名な言葉なようだ。 Reading the morning newspaper is the realist's morning prayer. One orients one's attitude toward the world either by God or by what the world is. The former gives as much security as the latter, in that one knows ho

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    haruhiwai18 2015/01/31
    "ヘーゲル自身の言葉は「リアリストの朝の祈りは、新聞を読むことである」であり、恐らく井上先生は、この言葉をもじって話されていた" →「ネトウヨの朝の祈りは、まとめサイトを読むことである」(マテヤコラ
  • ライシテをめぐる闘争史--谷川稔『十字架と三色旗』 - 法哲学/研究教育余録

    シャルリー・ヘブド事件に接し、久しぶりに「ライシテlaïcité」について勉強し直そうと思い、谷川稔『十字架と三色旗』山川出版(1997年刊)を読了。以下、備忘のメモ。 念のためだが、ライシテというのは、フランス語で「世俗性」とか訳されるもので、政教分離のことを指すと考えて貰えば良いか、と。語義の詳細は、伊達聖伸『ライシテ、道徳、宗教学―もうひとつの19世紀フランス宗教史』が大変、参考になる。 十字架と三色旗―もうひとつの近代フランス (歴史のフロンティア) 作者: 谷川稔 出版社/メーカー: 山川出版社 発売日: 1997/11 メディア: 単行 クリック: 2回 この商品を含むブログ (5件) を見る ライシテ、道徳、宗教学―もうひとつの19世紀フランス宗教史 作者: 伊達聖伸 出版社/メーカー: 勁草書房 発売日: 2010/11/19 メディア: 単行 クリック: 72回 この

    ライシテをめぐる闘争史--谷川稔『十字架と三色旗』 - 法哲学/研究教育余録
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    haruhiwai18 2015/01/29
    "「ベル・エポック」というラウンドで奪った「公教育におけるライシテ」…少なくとも彼らに判定勝ちをもたらした。さしあたりは、この時点で共和派のモラル・ヘゲモニーが確立" →工藤庸子『宗教VS.国家』もオヌヌメ
  • 東京から2時間のブラジル?:群馬県大泉町訪問記 - 法哲学/研究教育余録

    先日、ゼミの小旅行で群馬県邑楽(おうら)郡・大泉町に行って来た。この地名を聞いてピンと来る人は、あまり居ないだろうが、大泉町は(日系)ブラジル人をはじめとする外国人居住比率が日一の町であり、「東京から2時間、片道1000円で行けるブラジル」と言われたりもする。 この大泉町で、来る9月13日(土)にサンバ・カルナバルが行われる。私も一度行ったことがあるが、楽しいイベントである。日が迫っているのではあるが、お時間のある方は是非行かれると良いと思う。詳細は、以下の通り。 *大泉カルナバル2014 http://www.oizumimachi-kankoukyoukai.jp/calnabal.html 私は、この大泉町に今回のゼミのexcursionを含めて都合3回行ったことがあるのだが、理由は上に書いた通り、この町が我が国の中で最も外国人居住比率が高く、今後さらに議論されることになるであろう

    東京から2時間のブラジル?:群馬県大泉町訪問記 - 法哲学/研究教育余録
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    haruhiwai18 2014/11/08
    "コーンアイスバー""私が大金を持っていたら 今すぐ工場をぶっ建ててラインを整え…大量生産体制に入り 全国のコンビニを席巻したいくらい美味い" →ガリガリ君コンポタ味との違いから説明が必要(マテヤコラ
  • 詩人と権力者 - 法哲学/研究教育余録

    某先生に「面白い」と教えて頂き、川皓嗣「詩人フロストとオバマ大統領」を読んでみた。岩波の『図書』2014年9月号に掲載されている。 この内容については、川氏の名前に「オバマ」や「フロスト」を絡めて検索すれば色々出てくるので、そちらで話の細部は確認出来る。例えば、以下など。 http://home.r07.itscom.net/miyazaki/yuki/kawa.html http://d.hatena.ne.jp/ctenophore/20140913/1410633709 ここでは、ごく掻い摘んだ形で内容を記すに留めるが、以下の通りである。--今年の春、オバマ大統領が訪日した際、東大で長らくアメリカ文学を教えていた川氏が宮中晩餐会に呼ばれた。その際、氏は大統領と話す機会を設けられたのだが、大統領は「詩」についても造詣が深く(エミリー・ディキンソンなど)、わけてもロバート・フロスト

    詩人と権力者 - 法哲学/研究教育余録
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    haruhiwai18 2014/11/07
    "塩崎恭久が「バタイユ」とか言ってんの見るとやっぱ不安に" →『無神学大全』三部作を前面に出し、自民の支持勢力(宗教部門)に喧嘩を売るべき(マテヤコラ/ハヴェルならともかくバタイユ大統領だと一気に不穏になるw
  • ヒップホップとコミュニタリアニズム - 法哲学/研究教育余録

    【速報】ラッパーがやけに親に感謝している理由が判明 http://netgeek.biz/archives/19619 ネットで賑わっていたので、講義でもたまにする話だし、以下でまとめておく。早速下記のような反論も出ていたのではあるが。 ■ ヒップホップに親に感謝する曲は殆どありません http://togetter.com/li/510159 この手の話ですぐに想起されるのは、1999年に出たDragon Ash のアルバム『Viva La Revolution』に収録された「Grateful Days」だろう。「悪そな奴は~だいたい友達~♪」のアレである。 [LIVE] Grateful Days / Dragon Ash - YouTube どうでもイイことだが、2001年に出た三木道三の「Lifetime Respect」もついでに思い出してしまうかもしれないが、こちらはレゲエであ

    ヒップホップとコミュニタリアニズム - 法哲学/研究教育余録
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    haruhiwai18 2014/09/06
    "『文化系のためのヒップホップ入門』""これはコミュニタリアニズムの必携副読本" →いや、共同体主義とコミュニタリアニズムは違う、後者はアリストテレスとかが母体になりそうだけど、前者は何だろ(こなみかん
  • 行政代執行と 『ぼくの村の話』 - 法哲学/研究教育余録

    Facebookを見ていたら、友人の行政法学者が「行政代執行」の実例を知ってもらうため、学生さんたちに「橋下知事・行政代執行でイモ畑を撤去/2008年」という動画(YouTube)を見て貰ったという話を書いていたのだが、行政代執行にまつわる形で私がすぐに想起するのは、尾瀬あきらの漫画『ぼくの村の話』(全7巻)である。成田空港に行くたびに、わたしの脳裏には、この漫画のことが浮かぶ。 ぼくの村の話(5) 作者: 尾瀬あきら 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2013/01/28 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 尾瀬のものとしては『夏子の酒』(94年に和久井映見主演でドラマ化)の方が知名度があるだろう。『ぼくの村の話』は『夏子』の連載終了後、1992年春から1993年末にかけて同誌で連載されたものであるところ、『夏子』ほどはヒットしなかったので、知らない人も多いかもし

    行政代執行と 『ぼくの村の話』 - 法哲学/研究教育余録
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    haruhiwai18 2014/09/06
    "「『ぼくの村の話』っていうマンガ知ってますか?」""「機動隊では、みんな読んでいた」""「あんな事は、僕らもしたかなかったんですよ」" →ところで、小川伸介は殆どDVD化(ビデオ化も!)されてない(こなみかん
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