沖縄県の東村高江周辺への県外機動隊派遣の違法性を問う住民訴訟の弁論が20日、那覇地裁(山口和宏裁判長)で開かれ、県警幹部らの証人尋問があった。事前の傍聴券抽選に多数の警察官が参加したが、開廷すると傍聴席は空席が目立った。抽選に漏れた人がいた住民側は「傍聴する権利の侵害だ」と問題視している。
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「散華(さんげ)」は本来、仏の供養で花をまくことを意味する。「華と散る」と解して戦死を指すのは誤り、と広辞苑は記す。それに、実態とかけ離れている。戦場に潔く美しい死などない ▼糸満市摩文仁に並ぶ本土各県の慰霊碑にはその「散華」や「英霊」の文字が刻まれる。一番奥の国立沖縄戦没者墓苑は、管理者がネット上で「国難に殉じた戦没者」をまつると書いていた ▼文章は「誤解を招く」と削除されたが、一帯は殉国美談が支配する靖国神社のような異空間になっている。県が沖縄全戦没者追悼式の会場をここに移さなくて良かった。沖縄戦と向き合う基本姿勢に関わる ▼言葉選びも同じ。「戦没者」は厳密には軍の死者を指し、住民の犠牲者を含めて弔う追悼式の趣旨とずれがある。あいさつで聞かれる「み霊」は戦争遂行を支えた国家神道と親和性が高い ▼宗教にあいまいな日本の風土もある。丁重に弔う思いを込めて使うのだろう。ただ、定型句の裏には政
歴史的な条例が川崎市で成立した。あまりに深刻なヘイトスピーチ被害に対処を続けてきた街で、議論を尽くした結果、刑事罰の導入が市議会の全会一致で決まった。その普遍的な結論は、沖縄にも当てはまる。 ヘイトの害が広まった今、残る禁止反対論は2種類ほどしかない。一つ目は表現の自由の侵害を恐れる意見。
自衛隊の車両を積んだ船舶が事前協議をしないまま中城湾港に入港して強行荷役をしたとして、沖縄地区港湾労働組合協議会(沖縄地区港湾)が2月4日から那覇港や中城湾港で無期限ストライキを予定している
阪神淡路大震災からきょうで24年。あの冬、避難所のテントが立ち並ぶ神戸市内の公園で「満月の夕(ゆうべ)」を聴いた。三線、アコーディオン、チンドン太鼓…。電気のない現場で生楽器の音色が優しく響いた ▼ロックバンド、ソウルフラワーユニオンのメンバーが連日、古い流行歌や民謡の出前ライブで被災者を元気づけていた。活動の中から生まれたと紹介し、歌い始めた新曲だった ▼〈たき火を囲む〉〈吐く息の白さが踊る〉。歌詞はいてつく避難所の情景を描く。〈悲しくてすべてを笑う〉はその場の誰もが共有する心情だった。多くの人が喪失感と先の見えない不安でぼうぜんとしていた震災直後の空気が切り取られている ▼20代の娘と幼い孫を亡くし、「人間悲しすぎたら涙も出えへん」が口癖だった女性が両手で顔を覆い、震えて聴いていた。〈解き放て いのちで笑え〉。演奏後、涙でぐしゃぐしゃの顔を上げ、「やっと泣けたわ」とため息をついて笑った
【東京】菅義偉官房長官は7日のNHK番組で、「(米軍普天間飛行場の辺野古移設が)実現すれば、米軍9千人がグアムをはじめ海外に出ていくことになっている」と述べた。在沖米海兵隊のグアム移転は普天間飛行場の辺野古移設が前提のように受け止められるが、日米両政府は2012年に両者を切り離すことで合意しており、事実と異なる。 辺野古の新基地建設が負担軽減に資するとアピールする狙いがあるとみられる。 辺野古新基地建設阻止を掲げる玉城デニー氏が知事選で当選したことへの対応を問われ、答えた。 菅氏は「普天間飛行場は世界で一番危険な飛行場だ。二十数年前に日米で県内移設を決めて、結果として地元の市長と県知事との間で辺野古移設が合意された。政府も閣議決定をして進めている」と語った。 その上で、「このことが実現すれば、沖縄に米軍が約2万8千人いるが、そのうち9千人がグアムをはじめ、海外に出ていくことになっている」と
本日、辺野古新基地建設に係る公有水面埋立承認の撤回に向けて、事業者である沖縄防衛局への聴聞の手続きに入るよう、関係部局長に指示をしました。
黒がいつの間にか白いことになっている。そんな歴史塗り替えの現場を歩いてみた。東京・世田谷の烏山(からすやま)神社。シイの大木4本が境内に影を落とす ▼木のことは「九月、東京の路上で」(加藤直樹著、ころから刊)に詳しい。1923年の関東大震災直後、「朝鮮人が襲撃に来る」などとデマが広がり、この神社の近くでも自警団が朝鮮人を虐殺した ▼木は事件を受けて周辺住民が植えた。ただし被害者を弔うためではなく、殺人罪で起訴された加害者をねぎらうために。そして、地元の記録は「誰がどうしたなど絶対に問うてはならない」と真相にふたをした ▼暗黙の総意のうちに、事実は美しい物語に置き換えられた。役所の刊行物に、植樹は朝鮮人のためだったと書かれた。私が会った地元の女性もそう聞かされていて、本を見せると「みんな不利なことは言わない。ねじれていくものですね」と驚いた ▼6月の大阪北部地震の後も、ネット上でデマを流す者
【ジョン・ミッチェル特約通信員】米軍嘉手納基地で2016年1月から17年11月にかけてジェット燃料など有害物質の流出事故が少なくとも95件あり、確認されているだけでも2件は同基地の外へ流れ出していたことが、米空軍への情報公開制度で本紙が入手した内部資料で分かった。
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