総務省は、携帯電話から出ている電磁波について、人体への影響を考えて検査の基準を厳しくする。パソコンやタブレット端末をスマートフォン経由でインターネットにつなぐ「テザリング機能」が広がり、携帯電話から出る電磁波の量が増えたためだ。 7月にも規則を改正し、来年4月に新しい基準を適用する予定。市場に出回っているスマホのほとんどは、新しい検査でも基準を超えない見通しだ。 携帯電話は、通話中やデータ通信時に電磁波を出しており、人体にあたると体温がわずかに上がるなどの影響がある。体温が上がり過ぎると気分が悪くなるなど健康に影響するため、許容量は「体温を1度上昇させるエネルギー量の50分の1程度」と定める。携帯電話メーカーは、この基準に沿って検査をしている。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方) 無料会員登録はこちら朝日新聞デジタルの