2023年8月20日のブックマーク (2件)

  • 「データにのまれる経済学」書評 理屈と現実の間で揺れ動く学問|好書好日

    ISBN: 9784535540385 発売⽇: 2023/06/26 サイズ: 19cm/328,14p 「データにのまれる経済学」 [著]前田裕之 もともと経済や社会の仕組みを探求する経済学には、その理論を検証するデータが不足していた。ある地域の経済の活発さという基的な情報でさえ簡単に手に入らない状況では、研究は理論モデルの考察に偏る。英語が不得手な非英語圏研究者が活躍できるのは、数学を駆使する分野にさらに偏る。「理論家ニ非(アラ)ザレバ経済学者(ヒト)ニ非ズ」という「理論信仰」は、こと日では極端に強かった。それが最近大きく転換しており、書を読むとその変わりようを実感できる。 書が類書と異なるのは、研究者ではなくライターが執筆している点だ。日では研究者と一般をつなぐ層がどの分野でも薄い。必然的に、研究者が執筆した解説書が増え、自らがかかわる分野の紹介が多くなる。書は、研究と

    「データにのまれる経済学」書評 理屈と現実の間で揺れ動く学問|好書好日
  • 真田昌幸の決めゼリフ「では、おのおの、ぬかりなく」の本当の意味 草刈正雄が振り返る『真田丸』秘話 (2ページ目)

    社会現象になった「では、おのおの、ぬかりなく」 耳に残るといえば、この台詞も同様です。 〈では、おのおの、抜かりなく〉 徳川勢七千に対し、真田軍は二千。寡兵が大軍を破った守城戦として史実に残る上田合戦での、真田昌幸のひと言です。その後、決め台詞としてドラマの要所要所に登場し、真田信繁にも受け継がれました。のちに社会現象になったともいわれ、ドラマ撮影後は訪れた先でよく、「あの台詞を言ってください」と頼まれました。ご当地長野県上田市では、市役所や警察署で使っているとも聞き、嬉しかったですね。テレビを観た人が、それだけ昌幸に自分自身を投影してくれていたということです。役者冥利に尽きます。 「おのおの」、これが、昌幸らしさではないでしょうか。 晩年、関ヶ原合戦の戦後処理で配流生活が10年余りつづき、病で息絶える無念の最期、昌幸は息子に心得を託します。 〈わしの立てる策に場数などいらん。心得はひとつ

    真田昌幸の決めゼリフ「では、おのおの、ぬかりなく」の本当の意味 草刈正雄が振り返る『真田丸』秘話 (2ページ目)
    harumanachika
    harumanachika 2023/08/20
    “一人ひとりが生きている。数じゃない、データじゃない。すべてが一人ひとりの人間なのだ、というメッセージは、いまの世の中にも通じる響きです。”