ブックマーク / www.shokabo.co.jp (3)

  • 『検証 安倍政権 -保守とリアリズムの政治-』|松浦晋也の“読書ノート”

    第63回 『安倍三代』と整合する安倍晋三像を求めて 『検証 安倍政権 -保守とリアリズムの政治-』 (アジア・パシフィック・イニシアティブ、文春新書) 最初に。没後1年8か月を経て、歴史的人物として評価する時期が始まったと考えるので、以下「安倍さん」でも「安倍氏」でもなく、安倍晋三と表記する。 前回取り上げた『安倍三代』(青木理 著、朝日新聞出版、2017年)では、安倍寛(あべ・かん、1894~1946)、安倍晋太郎(あべ・しんたろう、1924~1991)、安倍晋三(あべ・しんぞう、1954~2022)という安倍家三代の政治家の肖像を徹底した取材で描き出していた。著者は安倍晋三が、祖父・父と比べて異質であると指摘していた。著者の青木氏が関係者から引き出した安倍晋三像は「要領は良いが、飛び抜けて優秀なわけでも、全くダメなわけでもない。優しいが影は薄い」というものであり、要約すると「信念がない

    『検証 安倍政権 -保守とリアリズムの政治-』|松浦晋也の“読書ノート”
  • 【裳華房】松浦晋也の“読書ノート”(57)

    第57回 阿片周辺の物事と人々 『特務機関長 許斐氏利』(牧 久 著、ウェッジ) 前回からの2か月で、日政治の様相は大きく変化してしまった。7月10日の参議院選挙を控えた7月8日、安倍晋三元首相が選挙応援演説で訪れた奈良市で暗殺された。逮捕された犯人がカルトの旧統一教会に生活を破壊された経歴をもち、「カルトと結んだ安倍元首相を殺そうと思った」と供述したことから、自由民主党と旧統一教会との関係が一気にクローズアップされた。安倍政権第二期のあたりから安倍元首相は旧統一教会との関係を深め、選挙に利用していたのである。その影響は暗殺から2か月近く経った今も続き、岸田政権を揺さぶっている。 この暗殺に私は大きなショックを受けた。というのも、参議院選挙に当たって「いったいなぜ自民党はかくも変質してしまったのか」と考え続けていたのである。気が付けば私は小学生の頃、三角大福の1970年代初頭から自民党

    【裳華房】松浦晋也の“読書ノート”(57)
  • 【裳華房】『理系 国際学会のためのビギナーズガイド』

    立命館大学教授   山中 司・ 立命館大学教授   西澤幹雄・ 立命館大学准教授  山下美朋 共著 四六判/160頁/2色刷/定価1650円(体1500円+税10%)/2019年11月発行 ISBN 978-4-7853-0010-4 C3040 国際学会で初めて発表しようとする,理系分野の大学4年生や大学院生を対象とした参考書.プレゼンテーションや要旨の執筆を中心に,英語で発表するための基姿勢を分かりやすく解説しました. 冒頭には「国際学会ってどういうもの?」という章を設け,学生が抱きがちな疑問や不安にも応えました.英語への過度な苦手意識を取り除き,自信を持って発表できるよう支援する一冊です. サポート情報 ◎ はじめに (pdfファイル) 目 次  → はじめに (pdfファイル) このの使い方 第1部 国際学会にチャレンジしよう! -実際と準備のポイント- 1.国際学会ってどう

    【裳華房】『理系 国際学会のためのビギナーズガイド』
  • 1