MURAKAMI―龍と春樹の時代 (幻冬舎新書) 作者: 清水良典出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2008/09メディア: 新書 クリック: 1回この商品を含むブログ (29件) を見る かつて“W村上”などという呼び方をされた時期もあったが、龍のファンは春樹が苦手で、春樹のファンは龍が嫌いだったりすることが多い。しかし、二人の作品を時代ごとに対比させると、両者とも「アメリカ」「戦争」「セックス」「バブル経済」「崩壊の予兆」「十四歳」など、根っこの部分で驚くほどテーマがつながっていることがわかる。両MURAKAMIの物語によってあぶりだされた私たち自身の時代を振り返る、今までにない鮮烈な試み。 【目次】 第1章 反逆からの出発-一九七六‐一九八五(“アメリカ”の洗礼-『限りなく透明に近いブルー』VS.『風の歌を聴け』 日本という壁-『海の向こうで戦争が始まる』VS.『1973年のピンボ