タグ

ブックマーク / sangencyaya.hatenadiary.com (6)

  • やがて消えうせてゆく、儚くも美しい日々。 鎌谷悠希『少年ノート』 - 三軒茶屋 別館

    少年ノート(1) (モーニング KC) 作者: 鎌谷悠希出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/06/23メディア: コミック購入: 4人 クリック: 41回この商品を含むブログ (44件) を見る 歌う理由は 人の数だけ 音の数だけ 大きな 小さな 無意識の 意識した バラバラの心がひとつの歌をつくる だからきっと 合唱は面白い (P213,214) モーニング・ツーにて連載されている、鎌谷悠希『少年ノート』が単行化されました。 ボーイソプラノ、合唱部を舞台とした青春漫画であり、音楽漫画好きなフジモリとしては連載時から注目していた作品。遅ればせながら、つらつらと紹介していきたいと思います。 『少年ノート』、少年「のオト」 中学入学を控えて、母と一緒に学校へあいさつに行った少年・蒼井由多香は、学校で歌が聞こえてくる方向へ向かう。由多香は、合唱に感動して、その場で入部の意思を伝え、ソ

    やがて消えうせてゆく、儚くも美しい日々。 鎌谷悠希『少年ノート』 - 三軒茶屋 別館
  • チューバ娘に花束を - 三軒茶屋 別館

    チューバを吹く少女を主人公とした漫画が立て続けに発行され、個人的に「チューバ娘」ブームが起きている今日この頃。今回は、「なぜチューバ娘がステキなのか」について滔々と語ってみたいと思います。妄想垂れ流しのため湯あたり注意。 0.チューバ娘とは チューバという楽器をご存知だろうか? 金管楽器。でかい、重い、音がやたらに低い。 金色の光沢を放つウミヘビがぐるぐるととぐろを巻いて、コンパクトに……まとまってるとは、とても言えない。身の丈一メートル余り、重量十キロ超。幼児よりも大きい。抱えればこちらにのしかかってくる。持って振り回せば、武器になること間違いない。(p5) 金管楽器で最大の大きさを誇る楽器、チューバ。そのチューバを吹く少女を当記事では「チューバ娘」と称することにします。 茂木大輔『オーケストラ楽器別人間学』では、チューバを吹く人のタイプを以下のように言い表しています。 あたかも地面が鳴

    チューバ娘に花束を - 三軒茶屋 別館
    haruta-cubicle
    haruta-cubicle 2009/05/01
    「ギャップ萌え」/弦楽で言うならばコントラバス娘も良いものだと思います。
  • 『うみねこのなく頃に』好きにオススメのミステリ小説 - 三軒茶屋 別館

    【うみねこのなく頃に】うみねこのなく頃に メディア: おもちゃ&ホビー クリック: 10回この商品を含むブログ (8件) を見る(注:今回の記事は半分私信です。) さて、友人にしつこく勧められて『うみねこのなく頃に』(公式サイト)というサウンドノベル*1をプレイしてみたのですが、なるほど。なかなか面白いですね。 ちゃんとした考察とかは後日改めて行ないますので、とりあえずの返礼として『うみねこのなく頃に』好きにオススメしたいミステリ小説を4冊ほど紹介させていただきます。可能であれば次に会うときまでに読んでおいて下さいな。プリズム (創元推理文庫) 作者: 貫井徳郎出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2003/01/24メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 20回この商品を含むブログ (92件) を見る ミステリー的な現象には、無限の可能性があっていいはずという視点に立ったミステリとい

    『うみねこのなく頃に』好きにオススメのミステリ小説 - 三軒茶屋 別館
  • トリックと著作権について - 三軒茶屋 別館

    21世紀格宣言 (講談社文庫) 作者: 島田荘司出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/12/14メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (10件) を見る トリックと著作権 この問題は、トリックの独自性が明白であれば、その再使用の権限は案出者に独占的に帰属するのが自然ではないか、という議論ですので(逆に言うと時代とともにその独自性が薄れ、当該トリックの発想が一般的になってくれば、流用の不道徳性もまた薄まっていくと考えますが)、理屈を言いますと、作家の死後五十年が経過して案出者の著作権が消滅し、トリックを含むこの作品が公の知的財産となってからなら、右のような無断借用も批判を受ける筋合いはなくなると考えます。しかしその時点でも、周辺と比較して当該トリックの独自性が依然持続しているなら、出典は記しておく方が望ましいと考えるミステリーの愛好家は、かなりの数存在しているでし

    トリックと著作権について - 三軒茶屋 別館
  • 初心者のための使えるジョジョ語(補足編) - 三軒茶屋 別館

    長らくのお待たせでしたァン!(←間違った使い方) 新学期から半年経ち、今年も暮れようとしております昨今、ジョジョ語の使い方には慣れましたでしょうか? これまで、基編、中級編、登校編、授業編、帰宅編と講義を行ってきました。 ●初心者のための使えるジョジョ語(基編) ●初心者のための使えるジョジョ語(中級編) ●初心者のための使えるジョジョ語(登校編) ●初心者のための使えるジョジョ語(授業編) ●初心者のための使えるジョジョ語(帰宅編) 最後に「補足編」としまして、「『ジョジョの奇妙な冒険』に載っていないジョジョ語」、すなわち作者である荒木飛呂彦先生のお言葉をレクチャーしたいと思います。 1.「ジョジョの奇妙な冒険って何?」と聞かれた場合 ジョジョを知らない人に真っ先に聞かれる質問です。 その場合、こう答えましょう。 「人間讃歌です」*1 テレビ朝日で放送されました「アメトーーク ジョジ

    初心者のための使えるジョジョ語(補足編) - 三軒茶屋 別館
    haruta-cubicle
    haruta-cubicle 2007/11/05
    ディ・モールト ベネな講座ですね。
  • 「フェアプレイと叙述トリック」についての落穂拾い - 三軒茶屋 別館

    フェアプレイと叙述トリックについて述べているものを、とりあえず私の棚で目に付いた中からザッと紹介したいと思います。 (以下、無駄に長々と。) まずはフェアプレイについて、ミステリ読みの間ではかなり認知度が高いと思われる『どんどん橋、落ちた』の一文をご紹介。 「ルール?」 と、先生は小首を傾げつつ、 「誰やらの十戒とか何とか、あの手のもののことですかな」 「『ノックスの十戒』ですね。あと有名なのは『ヴァン・ダインの二十則』っていうのもありますけど、どちらも書かれたのはもう七十年ほども昔のことです。今時あれらを律儀に守ろうなんていうミステリ作家はいないでしょうし、もしも愚直に遵守して書いたなら、ひどくつまらない作品しかできないのは目に見えているし……要は時代遅れ。”格”と呼ばれている狭義のミステリに限ってみても、当時から現在に至るまでに、さまざまな局面で実に大きな変化が起こっているわけで。

    「フェアプレイと叙述トリック」についての落穂拾い - 三軒茶屋 別館
    haruta-cubicle
    haruta-cubicle 2007/11/01
    我孫子武丸論が興味深い。
  • 1