高エネルギー加速器研究機構(KEK)は、茨城県東海村の大強度陽子加速器施設「J-PARC」において、東日本大震災のため休止していた高周波加速空洞用の高性能な金属磁性体コアの製造開発試験を再開し、大型の磁性体コアの量産に成功したことを発表した。1日1枚の大型コアの製造により、高性能磁性体を用いた高勾配加速空洞の試験に必要な枚数が揃うこととなり、加速勾配を向上させることができるようになる。加速空洞の高勾配化はJ-PARCの性能向上のみならず、将来の陽子・イオン加速器の小型化・費用削減に繋がるという。 J-PARC 50GeVシンクロトロンでは、これまで3秒に1回ビームを加速し、約150kWのビームをユーザーに供給してきた。今後もさらなるビーム強度の増強が求められているが、その鍵となるのは一度に加速できる粒子の数を増やす技術と、加速周期をより短くする技術で、J-PARCではこの2つの技術で750
序章から第5話までを加筆修正した単行本 Run I(ラン・ワン)が完成しました。 ご希望の方にご郵送いたします。 KEK広報室までお問い合わせください。
米・重イオン衝突型加速器「RHIC」で、4兆度の超高温状態を実現 -原子は熔け「完全液体」となり、宇宙創成時のクォークスープを生み出す高温に- ポイント 金の原子核同士を限りなく光速に近い速度で衝突させ、発生する光で温度測定 陽子や中性子を融かしてクォーク・グルーオンからなるプラズマを生成 実験室で実現してきた温度の最高記録を達成、宇宙創成の謎解きに貢献 要旨 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)と大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構(KEK 鈴木厚人 機構長)を中心とする研究グループは、米国ブルックヘブン国立研究所(BNL)の国際共同研究で、相対論的重イオン衝突型加速器(RHIC)※1を用い、太陽中心温度の25万倍も高い、約4兆度の超高温状態を初めて実験室で実現することに成功しました。この高温状態では、宇宙をつくる元素の構成要素である陽子・中性子が融けて、クォーク※2・グ
高エネルギー加速器研究機構(KEK) 史料室のサイトです。素粒子研究所準備委員会による敷地候補地調査での写真(クラブハウス) 撮影日:1967年3月4日 / 資料記号:media0011-001-002 「HIGH ENERGY QUARTERY 」(Vol.1~Vol.10)閲覧ページ公開しました(2010/1/14) 「高エネルギーニュース」(Vol.1~Vol.21)閲覧ページ公開しました(2010/1/12) 機構内向け資料リスト検索ページを公開しました (2009/11/27)
T2K実験国際コラボレーション、高エネルギー加速器研究機構(KEK)、東京大学宇宙線研究所、J-PARCセンターらは、T2K実験(Tokai to Kamioka)グループが2010年2月24日午前6時00分に、茨城県東海村の大強度陽子加速器施設(J-PARC)のニュートリノ実験施設において人工的に発生させたニュートリノを、約295km離れた岐阜県飛騨市神岡町の検出器「スーパーカミオカンデ」において検出することに成功したことを発表した。 T2K実験の概要(上)とJ-PARCの航空写真(下)(J-PARCでは、陽子をリニアックで加速後、3GeVシンクロトロンを経てメインリングに送り込む。陽子をキッカーとよばれる電磁石により内向きに蹴りだし神岡の方向に向けた後、ターゲットに衝突させニュートリノビームに変換、スーパーカミオカンデに向けて発射する。ニュートリノビームはJ-PARC内の前置検出器を用
KEKでは現在、6種類の研究報告書を出版しております。 年度を入力して検索すると、それぞれの研究報告書の年度ごとの発行一覧をご覧になることができます。 また、KEK Proceedings以外の研究報告書については全文の画像データもご覧になることができます。
もっと見るつくば発信の最新ニュース(日付は掲載日) (2024年8月24日)謎の多いアオウミウシを卵から成体まで実験室で育てる:筑波大学(2024年8月17日)都市化により花が咲かなくなることを発見:国立環境研究所ほか(2024年8月16日)病原性の糖鎖をつくるアノマー反転型糖転移反応を発見:東京理科大学/農業・食品産業技術総合研究機構ほか(2024年8月12日)光触媒による水分解の電極表面反応を直接観察:高エネルギー加速器研究機構(2024年8月12日)自分らしさの発揮:筑波大学(2024年8月02日)徹夜後の深い眠りのナゾ:東京大学/理化学研究所ほか(2024年8月02日)無限に流れるデータをリアルタイムに圧縮・復元可能に:筑波大学ほか
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く