「こいつ正気なのか? とも思った」 荒木飛呂彦先生「JOJOの奇妙な冒険」49巻 ラベリングはよくない、という話は一般論である。何故 なら、人は「ラベリングの悪性以上に」悪くなりうるから である。そのありうる悪性の上限をラベリングの悪性程度 に置く考えは、およそ最悪の性善説になるように思われる。 というのも、そのような考え方の下ではありうる悪性への 「耐性」を育てる事がないからであり、つまりその悪性を 「乗り越える」事もまた「前提的に」「理由なく」ありえ ないものと決め付けられてしまっている事にもなるからだ。 ところでタイトルに引用した台詞は「ギャングになる」 という話をし始めた若干15歳の少年に対して向けられた 内心の疑念である。結局のところはこの疑念は晴らされる 事になるのだが、それはとりあえず置く。問題になるのは 例えばどういう集団に属した事が「ラベリングの悪性以上 に」退けられるべ
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