ジュネの『泥棒日記』のことは数日前にも書いたが、毎日少しずつ読んでいたのが、ようやく読み終わったので、特に印象深かった部分のいくつかを切り取って、書き写す。 泥棒日記 (新潮文庫) 作者: ジャンジュネ,朝吹三吉出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1968/10/02メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 186回この商品を含むブログ (41件) を見るその前に、気になったことをひとつ書くと、それはこの作品にはユダヤ人が登場しないということである。この本には、ナチスやヒトラーについての言及もあるし、ユダヤ人と同じようにホロコーストの犠牲になったロマの人たちについても書かれた箇所がある。そして自分の出身国であるフランスに対する複雑な感情もたびたび語られている。またジュネといえば後年、パレスチナ人の闘争やブラックパンサーとの連帯もよく知られるところとなった。 だがこの小説には、「ユダヤ」とい
意外と早く読み終わった。 ごく簡単に紹介と感想を書いておきたい。 訳者後記によれば、この小説の原著は、1947年にフランスで非合法出版の形で世に出た。ジュネの長編小説しては第三作にあたる。その後1953年に、ガリマール書店から「ジュネ全集」の一部として大幅な削除を施されて公にされることになるが、本書は、削除が施される前の初版オリジナル本に基づく日本語訳の文庫化、ということであるらしい。文庫本の出版は、2003年である。 この作家については、非常に多くのことが語られてきていると思う。ぼく自身は、この作家の作品(翻訳)を読むのは、『泥棒日記』に続いて、まだ二作目だ。 本作品を一読して、翻訳ながらその質量に圧倒された。訳業も驚くべきものだと思う。 第二次大戦の末期、ドイツの占領から解放されようとしていたフランスで、共産党員で対独レジスタンスの闘士だった青年ジャン・Dが市街戦のさなかに射殺される。
なんだか日本の世間の声が社会ヒステリーっぽい希ガス。 自分の利害に関係ねーものを叩く叩く叩く。なぜそこまで叩きたい? わかんね。
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