最近、ヴィジュアルな著作物についての興味深い出来事が、3件起きた。 と書き出してはみたものの、実はあまり考えがまとまっていない。 まあ、いつもの出たとこ勝負なのだが、今日の話は多少、理屈もからみそうだ。ぼんやりと頭の中に漂っていることはあるのだが、うまく捕まえられるかどうか。 干していたパンツが風で飛んでいって、隣の雨樋に引っかかり、塀越しに棒でとらえようとしているような具合である。 ままよ(パパよ)、最初の話。 洋画家の和田義彦氏に盗作疑惑が持ち上がっている件。 ・洋画家・和田義彦氏、作品酷似で文化庁に調査うける - SANSPO.COM 無名の画家なら、ほとんどの人にとって知ったこっちゃない話だったろう。 しかし、和田氏は間の悪いことに、この春、芸術選奨文部科学大臣賞を受けていた。さらに悪いことに、盗作疑惑の作品が、受賞理由となった展覧会に出展されていた。 「そんな高名な人が」、「そん