トヨタ自動車は16日、世界的な販売不振に対応するため、来年1月末以降、ほぼすべての国内工場で週休3日を導入する方針を固めた。土曜、日曜に加え、一部の金曜も生産を休止する。グループの車体メーカーのトヨタ車体(愛知県刈谷市)も同調する。減産に伴う平日の操業停止は、急激な円高に見舞われた93年8月以来15年ぶりとなる。 トヨタの国内工場は原則週休2日制だが、来年1月以降、国内生産を前年比約3割減とするのに伴い減産体制を拡大する。1月30日の金曜に貞宝工場(愛知県豊田市)を除く国内11工場で生産ラインを止め、2月以降の減産体制は今後詰める。 また、例年1〜3月は年度末需要に対応し毎月2回、土曜も昼間のみ稼働してきたが、1月は17、24両日の生産を止める。 一方、来年1月から田原工場(愛知県田原市)や子会社のトヨタ自動車九州(福岡県宮若市)など3工場の一部ラインで、昼夜2交代の「2直勤務」を昼