© iStock.com/Electra-K-Vasileiadou 第二次安倍内閣で、安倍首相が成長戦略の柱の一つとして掲げていたのが「すべての女性が輝く社会」だ。 その改造内閣では過去最多の5人の女性閣僚が誕生し、さらに党三役の政調会長を入れれば6人となったのだが、彼女たちの思想や辞任問題などさまざまなニュースとなった。 そもそも「女性が輝く社会」というのは具体的なイメージがわきにくいし、「男性も女性も生きにくくない社会」を目指す方がよほどよいと思う。 マドンナ・ガールズ・シスターという女性政治家ブーム さて「女性と政治」が話題になったのは、今に始まったことではない。 1980年代は「女の時代」と言われ、政治の世界でも「マドンナブーム」が起こっていた。 それは、今年亡くなった日本社会党(現在の日本社民党)委員長の土井たか子を中心に、「おたかさんブーム」とも呼ばれていた。 土井は1986