(写真=PIXTA) 近年、サービス付き高齢者向け住宅が注目を集めている。一般社団法人すまいづくりまちづくりセンター連合会の公表資料によれば、2015年9月末時点の登録状況は棟数が5734棟と前年同月比16%増となっており、増加の一途を辿っている。少子高齢化を背景に高齢者向け住宅の賃貸経営が注目を浴びていることが増加の理由に挙げられるだろう。では、投資家としては市場が拡大しつつある高齢者向け住宅のどのような点に着目すべきであろうか。その判断の指針を高齢者向け住宅賃貸経営のメリットとデメリットに見ていきたい。 サービス付き高齢者向け住宅とは 一口に高齢者住宅と言ってもさまざまなものがあるが、ここではサービス付き高齢者向け住宅に絞って話をしよう。サービス付き高齢者向け住宅とは、2011年4月の高齢者住まい法の改正により、高齢者円滑入居賃貸住宅、高齢者専用賃貸住宅、高齢者向け優良賃貸住宅などが廃