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ブックマーク / yasuyuki-iida.hatenablog.com (8)

  • みんな必読の岩田規久男『日銀日記』 - こら!たまには研究しろ!!

    先週,岩田規久男前日銀行副総裁の『日銀日記』が発売されました.すでに入手済みの方も多いかと思いますが,改めて当にお薦め♪ 金融政策のお勉強と同時代史,日銀の中で何が行われているか・・・・・・同時に学べるです.現在の金融緩和政策に好意的な人はもちろん,批判的な人にも楽しめるんじゃないかしら. 就任当初から出版向けに日記をつけているとおっしゃっていたので,いつでるか・・・と心待ちにしておりました.あえて「日記」という形式にしたことで,金融政策の大転換から急速な経済状況の改善,その頓挫からの再生を巡る思考を時系列で追うことが出来る構成になっています. 日銀日記――五年間のデフレとの闘い (単行) 作者: 岩田規久男 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2018/10/27 メディア: 単行 この商品を含むブログ (1件) を見る もちろん5年分の日記をそのまま転載したものではないた

    みんな必読の岩田規久男『日銀日記』 - こら!たまには研究しろ!!
    hat_24ckg
    hat_24ckg 2018/11/07
    “かなりの頻度で国会での質疑に登壇することになるわけですが……そこでの各政治家のやりとりの記録を見ることで登場する各議員の資質とキャラクターを知ることが出来るのも大きな特徴です” これは…読むか。
  • 読書短評(2) - こら!たまには研究しろ!!

    せめて隔週,ゆくゆくは週刊にしたいなぁの読書短評です.低評価のはそもそも紹介しない方針*1なので,何も書けない週とかもありそうだけど。。。とか思ってたら今週は豊作すぎてどれを紹介するか迷ったので……とりあえず二冊+α. 全国民必読の書 そして日経済が世界の希望になる (PHP新書) 作者: ポール・クルーグマン,山形浩生,大野和基出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2013/09/14メディア: 新書この商品を含むブログ (23件) を見る これを読まずに何を読む?という.結論も根拠も説明方針も明確.クルーグマンが最先端の経済理論を知り,知ってるだけじゃなく自身なりの根拠をもってそれを批判的に評価しながら,現実の経済を語っていることに異論を挟むことはできない.このにどういう風にアンチな人が反論するのか楽しみな一冊. ■アンチの反応予想 ◎ クルーグマンは昔は凄かったが,今では

    hat_24ckg
    hat_24ckg 2013/09/24
  • 消費増税と長期金利 - こら!たまには研究しろ!!

    twitter用に書いたんだけど,長いし,なんか最近全然blog更新してないし,たまにはこっちに書いてみよう. 消費増税を3%で断行か,引き上げ幅を細かく刻むか,先送りかがいよいよ当面の経済政策の分水嶺になっている.以前から書いているように,今回の話題とはちょっと別の観点から僕は刻む派だ. ■「消費増税複数案を検証 首相が上げ幅見極め指示 脱デフレ重視 」日経7/27,有料ですが第一報に敬意 ■消費税小刻み増税の経済的影響、政府が検証する可能性」ロイター7/28,いつもの調子 消費増税を先送りにすると追加措置なしなら長期金利は上がるよ.断行すれば...まぁ多少は下がるかも(現時点で低すぎて低下余地に乏しいが).でもそれは増税が必要だという議論には全然つながらないんだ.長期金利と短期金利の関係を考えなきゃ. 不確実性・手数料なしなら今後5年間短期金利が0なら5年モノの金利は0になる(もちろん

    消費増税と長期金利 - こら!たまには研究しろ!!
    hat_24ckg
    hat_24ckg 2013/07/29
  • 追記:消費増税によって冷え込んだ景気はなぜか「金融政策の失敗」として記録されることだろう - こら!たまには研究しろ!!

    とはいえ,参院選後に財務省はこう動く(『週刊現代』,高橋洋一)が指摘するように,消費増税はもう動かしがたいという考え方が強い. とすると,安倍政権の高支持率も来年春までということになるだろう.消費増税で冷え込んだ景気は「アベノミクスの失敗」として喧伝され,支持率は急落する(現時点で経済政策の成功だけが高支持率を支えていると言ってよい状態なのだから).消費増税によって冷え込んだ景気はなぜか「金融政策の失敗」として記録されることだろう. 現時点でさえ安倍首相の党内基盤は強いとは言えない.このような状態で,安倍政権が実効性ある長期政権でありつづけることはない.そして,安倍首相に代わる首相・自民党総裁が現在の安倍首相以上の支持を集めるとは思われない…… ……と考えると,意外と野党の将来は明るいかも? P.S. あまりにも久々で,はてな記法もblogっぽい文章の書き方も忘れてたorz たまにはblo

    追記:消費増税によって冷え込んだ景気はなぜか「金融政策の失敗」として記録されることだろう - こら!たまには研究しろ!!
    hat_24ckg
    hat_24ckg 2013/07/29
  • 2012-11-10

    さて常見陽平さんとのニコ生番組「饒舌大陸」もはや4回目! そしてゲストは荻上チキたんです♪ 月に一度、飯田泰之さん(経済学者)と常見陽平さん(人材コンサルタント)がゲストと共に「働き方」について語り合う座談会「饒舌大陸」。第4回目は、荻上チキさん(評論家)をお迎えします。 評論家とは何をする仕事なのか? 「評論家・荻上チキ」はどうやってキャリア形成をしてきたのか? どうすれば評論家になれるのか? 学者やジャーナリストとはどう違うのか? といったポイントについて、じっくりお話をしていただきます。番組のハッシュタグは#jozetsuです。この番組は、月額会員以外の方も、最初の約1時間とそれに続く質疑応答部分を無料でご覧になれます。 ■ニコ生番組ページはこちら■ 毎回来場者数は数百人でほんと淋しい……ってか「有料なのは終了後の反省飲み会部分だけ」で編も質疑も無料です.ニコ生はコメント少ないとな

    2012-11-10
    hat_24ckg
    hat_24ckg 2012/11/10
  • 名目成長率の向上で財政再建を行う条件 - こら!たまには研究しろ!!

    まとめ 実質2%成長+インフレ率2%なら少々の歳出抑制で財政再建可 実質1.5%成長+インフレ率2%ならインフレによる歳出の自然増以外の歳出増を抑えれば財政再建可 歳出の増加の抑制(歳出カットではない点に注目!)は財政再建のために必須.歳出増加抑制とインフレ,そして常識的な範囲の実質成長で今後の社会保障支出増以外に関しての財政赤字の問題は解決できる (社会保障支出の増加以外の)財政の問題はインフレと歳出抑制に掛かっている……景気回復時の税収増が大盤振る舞い(?)に使われないように十分監視する必要がある 直近の実例 ごく簡単な話としては,2006年・2007年に国と地方併せてのプライマリバランスがGDP比で(直近の最悪期の▲5.7%から)▲1.8%,▲1.2%まで縮んだことからデフレ脱却さえ出来ない小規模な景気回復でさえ財政は改善することがわかる.もっともこれだけでは納得しないという人が多い

    hat_24ckg
    hat_24ckg 2012/03/24
  • 財政再建についての覚書 - こら!たまには研究しろ!!

    最近消費税増税云々話にコメントを求められることが多いんですが,僕の立場は「賛成/反対」と単純に割り切れる話ではないのでいつもながながとコメントしたり,メール書いたりしなきゃいけない.同じ話を何度もするのはどうも苦手なので,ここに基方針を書いておこうと思います. 基姿勢 財政の問題は「プライマリバランス赤字への対応」「社会保障費増加への対応」に分けて考えなければならない*1 プライマリバランス赤字への対応は安定的なインフレによる名目成長率の向上に求めるべき*2 社会保障費増加への対応は給付抑制となんらかの増税で行うしかない ただし,現在の「一体改革」には反対.一時的に増税してもその後にまた財源が不足することになるためゴールが見えない増税を続けることになる.もっともそれ以前に鈴木推計にもある様に赤字が減らないので何のための増税なのか全くわからない むしろ税収動向に収支が左右されない積み立て

    財政再建についての覚書 - こら!たまには研究しろ!!
    hat_24ckg
    hat_24ckg 2012/03/23
    『現在の「一体改革」には反対.一時的に増税してもその後にまた財源が不足することになるためゴールが見えない増税を続けることになる.…鈴木推計にもある様に赤字が減らないので何のための増税なのか…』
  • 潜在成長率とインフレ・デフレ - こら!たまには研究しろ!!

    twitterでのつぶやきに池田信夫さんと岩康志さんがコメントを寄せているので,返答をば. ニューケインジアンIS曲線の話 まずは池田さんのニューケインジアンモデル云々のお話.ここで池田さんは, ニューケインジアン理論では、 GDPギャップ=α(自然利子率−金利)+需要ショック で決まり(αは定数)、物価上昇率はGDPギャップの増加関数だからである と言っています.これニューケインジアンモデルのIS曲線です.ものすごく要約すると実質金利から需要が決まり,GDPギャップが決まるっていう関係式.そして「生産性とインフレ率」の話をするのになんでこの式が出てくるのかわかりませんがそれはこの際おいといて. NK-IS曲線は連立差分方程式で表現されるニューケインジアンモデル内のひとつの式なので,それだけを取り出して論じるのはまずい*1んですが,とりあえずこの式の示す変数間関係を整理しましょう. 今の

    潜在成長率とインフレ・デフレ - こら!たまには研究しろ!!
    hat_24ckg
    hat_24ckg 2010/07/25
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