9月25日、『カウントダウン』が、毎日新聞社から刊行されます。 毎日新聞社の雑誌『本の時間』に連載した『二度死ぬ町』の改題作品。「死ぬ」という語が内容に反してネガティブ過ぎるので、この改題となった次第です。 舞台は北海道のとある架空の旧産炭地。ボス市長の六選を阻もうと、市長選に立候補する若い市議の物語。 わたしは三年前、財政破綻した北海道・夕張市を長期取材していますが、このときの取材をもとにしています。自分の作品の系列でいうと、『愚か者の盟約』に通じる作品でしょう。ポリティカル情報小説です。 北海道大学教授で公共政策学が専門の宮脇淳先生に、監修をお願いしました。